613話~616話
「あー…」
「…」
「ああー…」
「…」
「あああああー…」
「…扇風機じゃなくてクーラーつければ?というかクーラーついてるが」
「やれやれーおにいもわかってないなー」
「…」
「夏になったら扇風機の前に立って、あーっ、て言うのがいいんじゃん!やりたくなるじゃん!」
「…あっそ」
「あああああー…」
―
「うっわお前…」
「んー?なにー?」
「リビングに脱いだ服置きっぱなしはやめろ、寝転がれんだろうが」
「私は寝転んでるけどねー」
「俺が寝転んでゲームできんだろうが、おらどけ」
「えぇー…でも私、立ち上がりたくなーい、片づけたくなーい…」
「…自分のものは自分で片づけろ」
「しょーがないなー…このお兄ちゃんは優しくないんだから……はい」
「…あ?何だこの手は」
「ほら私を起き上がらさせてー私1人じゃ起き上がれなーいー」
「…」
「ほーらーはーやーくーぅー」
「…むかつくわぁ…」
―
「自分で起き上がれや」
「ちぇー…じゃあ私自分で片づけないもんねー」
「……」
「……おー?何ですかおにいさーん?その手はー?」
「…おら手貸してやるからとっとと立って片づけろ」
「ふっふっふー…今更私が立ち上がるとでも?」
「…は、や、く、し、ろ」
「…むぅー……よっと」
「それでいい、さっさと洗濯出してこい」
「楽したかったのになー…このばかおにい!ばーかばーか!」
「…何で俺が馬鹿扱いされなきゃならないんだ……」
―
「よし片づけたぞー…って、おにい」
「あー?」
「そこ私お気に入りの寝転び場所!」
「…おー」
「どいて!」
「…」
「ダメだゲーム中で聞く耳を持たない……かくなるうえは…!」
「ぐえっ」
「おにいがどいてくれるまでおにいの上に乗ってやる…!」
「…」
「あれ?効き目なし?」
「…そんな苦じゃないし、お前いつも乗ってくるし軽いし」
「…」
「…」
「……くぅ……おにいめ……」
「あー?」
「なんでもない!…あーあ…テレビで見ようかな…」
―




