501話~503話
「おじちゃん」
「…お嬢ちゃんか」
「うん!」
「すまないな、今吸っているんだ。少し離れて待っていてくれ」
「何吸ってるの?」
「…ぷぅー…葉巻だ」
「私もやってみたーい」
「嬢ちゃんにはまだ早い」
「むーっ」
―
「おじちゃん」
「何だ?」
「あのねープロレスごっこしよ!」
「そういうのは父親とするもんだ、俺とするのは間違ってる」
「だってパパもママも夜まで家にいないんだもん…私夜になると眠くなっちゃうの」
「だったら嬢ちゃんが夜までがんばって起きてるんだな」
「むむーっ」
「それにな嬢ちゃん、ここで遊んでいったら疲れて家に帰れなくなるだろう」
「私元気だもんっ!ちゃんと1人で帰れるよ!」
「…嬢ちゃん」
「なぁに?」
「ここの公民館にはな…」
「公民館ってなぁに?」
「…ここの家にはな…お化けがでるんだぞぉ~?」
「えっ」
「お嬢ちゃんが俺とかくれんぼして遊んでいるときに後ろから…真っ白なお化けがぁー!!」
「きゃぁぁー!」
「ほれほれー!おじちゃんお化けだぞぉー!」
「きゃーきゃー!」
―
「どうだお嬢ちゃん満足しただろう…暗くなる前に帰りな」
「うん!おじちゃん遊んでくれてありがとー!」
「あぁ」
「ばいばーい!」
「…」
「…ふぅ…あいつも大変だな」




