489話~492話
「…」
「…」
「…」
「…」
「今日は静かなのね」
「こうしたほうが君と長い時間いられると学んだからね…それともしゃべっていたほうがいいかな?」
「いいえこのままでお願いするわ。ただ何も言わず隣に座られると気味が悪いからあいさつくらいはしてほしいものね」
「そうか…わかったよ」
「…」
「…」
(やべぇ超しゃべりてぇ…)
「けど彼女の前で言ったからには引き返せねぇー!」
「聞こえてるわよ。あと私はあなたの彼女ではないわ」
「えっ」
「…」
「…」
(…やらかした。だが黙っていれば近くにいられるってわかったのは大きいぞ。俺としてはもっとしゃべりたいんだがな…)
「…」
「…」
(まだ帰ろうとしていないから今のはセーフだな…うん)
―
「…」
「…」
「質問いい?」
「…敬語じゃなくなったのね」
「いや君に敬語は無駄…むしろ逆効果のつもりがして」
「私はどちらでもかまわないわ。あなたの話なんてこれっぽっちも聞いていないし。質問どうぞ」
「なぜ夕方や朝方に公園で1人何もせず座っているんだ?」
「…そうね。一般の人には話さないようにしていたけれど、あなたには話そうかしら。私に付き纏うこともなくなるだろうから」
「…」
「私、人間が大嫌いなのよ」
「…そうか」
「…」
「で、続きを聞こうか」
「…あなたは嫌な顔しないのね。なら話の続きよ」
―
30分後
「……ということよ。どう?まだ聞き足りないかしら?」
「君の話ならいくらでも聞くさ…」
「…どうしたらあなたに嫌われる術が見つかるのかとても気になるわ」
「俺はどうやったら君に好かれるようになるのかとても気になるな……なぜならぁぁ!君を愛してるからさ!あいらぶゆぅー!」
「そう。あきらめてくれないのね…私、生まれて初めてこの言葉を口にするのだけれど、あなた面倒だわ」
「ありがとう…君の言葉ならなんでも褒め言葉さ…」
「…帰るわ」
「今日はもう暗いし送ってくよ」
「…」
「…シカトか…無理についていくのはダメだな」
「しかし…最長記録!!彼女と話せた時間!!今までの最高記録、1分半をおおいに上回るだぁ!ひょっほぉぉぉぉ!!」
―
「遠くから雄叫びみたいな声が聞こえるねーポンター」
「…」
「ポンタ?」
「ンニャッ!」
「きゃっ…えぇ?」
「…」
「なんでか知らないけどポンタが急に怒った…今の聞こえてきた声が不快だったのかな?」
「んー…いまいちわかんないやー…まぁ遊び相手いなくなったしそろそろお風呂入ろー」




