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どこかのだれかがしゃべっているようです ~どこだれ~  作者: 子心
どこかの男女がしゃべっているようです
131/175

473話~476話

最後の話は例のあの人たちです。

「…」


「12時間前ぶりですね…あ、今は6時でしたか。13時間ぶりですね…ずっとあなたのことを考えていました」


「そうね。もうあなたのことに慣れてきたわ」


「考えすぎて気が付けば…こんな粗末なものを書いてしまった」


「…」


「僕の思いをつづった手紙です…僕の気持ちとともに受け取ってください!」


「断るわ」


「…ならばここで手紙の内容を音読させてもらおう!君が振り向くまで!読むのを!やめない!」


「…」


「拝啓、この手紙。読んでいるあなたに…?」

「…」

「いなくなってる…手紙作戦失敗か」

「だが俺はめげない!」



「…本当にしつこいわね」


「今日はあなたと僕が運命の出会いから1週間…片時もあなたのことを忘れたことはありません」


「…」


「僕はあなたのことが好きだ…愛してる」


「私の目の前でひざまづくのはやめてちょうだい。周りの視線が痛いわ」

「…隣に座っていいわよ」


「本当かいな!?」


「…なぜなまって答えたのかは知らないけど。許可するわ。ただし一目を引く行為はやめてもらえるかしら」


(やべぇついうれしすぎてなまっちまった…)

「ありがとうございます!では早速お隣に座らさせてもらいます」


「気持ち悪いから私から1mは離れてちょうだい」


「はい!あぁ…美しいあなたの隣に座って眺めることができるとは…はぁーうっとりしてしまう…」


「…慣れって怖いわね」



「どの角度から見ても美しい…あ、写真とらせてもらってもいいですか?」


「どうぞご自由に。どちらかと言えば私もそうしてほしいわ」


「マジでっか!?ひゃっほう!!」


「ただ写真撮った瞬間に私へのストーカー行為としての決定的な証拠ができ、あなたを刑務所送りにできる」


「…」


「これほど喜ばしいことはないわね」


「…」


「…ジョークよ。そんなにかたまるということはあなた、よっぽど警察が怖いのね」


「警察が怖いんじゃない。君に会えなくなる、見ることができなくなる、しゃべることができなくなるのが怖いんだ。なんたって僕は君が大好きだからさ…」


「…帰るわ」


「…」

「…くぅ~!ちょっと照れた顔がかわいいじゃないかぁぁぁぃぃ!!」

「こういういじめられてからの不意打ちで攻めるのがいいんだな!わかってきたぞあの人のこと!」


「…」



「小説の新作書いたんだが見てくれ」


「ん」


「おう」


「…」


「どう?」


「…」


「…」


「…いいと思う」


「どこがよかった?」


「プリンって書いてあるところ」


「おかしいな俺の小説プリン出てきてないんだが」


「あとプリンうまい」


「それもはや関係ないよね」


「プ」


「ついに一文字だけになった」


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