462話~466話
「あぁ君を見ると僕の胸がいつもときめくよ…」
「あなた、しつこいわね」
「僕は一途なのさ、そして君を愛している!」
「携帯どこやったかしら…」
「ちょま」
「やっぱりいいわ。あなた、これくらいのことじゃあきらめてくれなさそう」
「ふっ、君も僕のことがわかってきたじゃないか…もしかして惚れた?」
「それはないわ。そしてこれからもずっとあなたに惚れることはないわ」
「その言葉、覚えているがいい。絶対君を手に入れてみせるよマイハニー」
「勝手にあなたの恋人にしないでくれるかしら」
―
「隣に座ってもいいかな?もっと君と近くにいたいから…」
「…」
「…」
(後ずさりされた…)
「…悪寒がするってこういうことなのね。実感したわ」
「そこまで嫌!?」
―
「では座っていいのかな?」
「どうぞご自由に…ただし私の近くには寄らないでちょうだい」
「わかってるよ…僕は女の子を傷付けないことをモットーにしてるのさ」
「それならそのモットーは捨てたほうがいいわ。あなたにしゃべりかけられてるだけで、いやあなたが存在しているだけで多くの女の子が傷ついてるから」
「それでも、少数の女の子は傷ついていないんだろう?そういうことさ」
「…」
―
「私はあなたが大嫌いだわ。おだてようとするところが大嫌い。一人称が僕なのも大嫌い。自分の気持ちに素直なのが大嫌い。あなたのすべてが大嫌い」
「僕は君が大好きだ。君のすべてが大好きだ」
「自分で言っていて恥ずかしくならないのかしらその台詞」
「君に僕の思いが伝わるなら、恥ずかしくないさ。むしろ気持ちいいものだね!」
「…私は帰るわ。いつも夕方と朝方にここに来るから。ストーカーはしないでちょうだい」
「ストーカーなんてしないさ、去る者追わず…だからね」
「…」
「…」
「くぅ~!!やったぞぉぉぉ!!」
―
「何あの男奇声上げながら公園を走り回ってる」
「アイスうめぇ」
「君はプリンが好きなんじゃなかったのか」
「たまには浮気する」
「そうか」
「うん」
「浮気と浮き輪って似てるよね」
「うん」
「…ごめんどうでもよかったね」
「うん」
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