451話~456話
ここから新しい話です。
「そこの綺麗なお姉さん、僕と一緒にお食事でもどうです?」
「…今何時だと思ってんのだって?そうですね…あなたと僕が出会う…素敵な時間ですかね…」
―
「やはり今のはダメだったか…時間帯が夜明けだったから微妙だった」
「…」
「…!」
「…」
「…」
「…」
「…」
(やべぇ超タイプだ…タイプすぎておもわずしゃくれながら数秒かたまってしまったぜ…)
(綺麗でお淑やかな雰囲気の女性がベンチに…俺のストライクゾーンど真ん中!)
「…」
「君、どうしたの?こんな時間で1人?」
「…」
「…なんなら俺が家まで送ってあげようか?」
(やべーやべー!近くで見てるとマジやべー!やばいべー!あ、訛っちまった。でも心の中だからいいか!焦るなよ俺!)
「…警察呼ぶわよ」
「はい?」
「…」
「待っていかないで……あぁ…歩く後ろ姿まで美しい…」
―
「これは困った。実に困った」
(あれから結局帰ってしまった。俺はどうやらあの人のことが忘れられなくなっている。現在進行形で。なうってやつだぜベイビー)
「おかげで夜…じゃなくて朝も眠れないぜベイビー。眠たいんだがなベイビー」
(あの人のせいで眠れないだけではなく、ベイビーという言葉もなぜか離れないぜベイビー)
(…もしものためのベイビー使うか…。ベイビーじゃなくてベイ…ダメだ今度はベイビーが頭から離れない…睡眠薬飲んで寝るか。…よしやっとベイビーから解放されたぜベイビー)
「…結局解放されてないぜ…ベイビー……zzz」
―
「昨日の俺はなにやらやばい独り言をしていた気がする…ベイビー」
「うん、まだ頭から離れてねぇやベイビーという言葉が。ついでにあの人も…」
「…」
「今日も会いに行ってみるか…だがしかし、一度フラれた女には手が出さないのが俺のナンパ主義…ルール…」
「…」
「今も俺独り言やべぇな」
―
「来てしまった…悪いと知っていながらこの公園に…」
(ふっ…俺も罪な男よ…)
「…しかし来るのが早すぎた、まだ夕方じゃないか…と思ったらいたわあの人」
「…」
「あぁ、あなたを見ると胸がドキドキする…どうやら僕は恋という名の魔法にかかってしまったようだ…」
「…」
「待っておもむろに携帯出して警察呼ぼうとしないでお願いします!」
「…呼んだわ。もうすぐあなたを逮捕しに来るでしょう」
「ひゃっほう!なんてこったい!逃げるしかぁないぜ!それじゃぁね僕の恋する人よまた明日!」
「…」
―
「はぁ…はぁ……マジで警察呼ばれるとは思わなかった。少しショックだ」
「…だがここで引いたら男の恥。いつか彼女を振り向かせてみせる…元ホストNo1の名にかけて誓う…!」




