433話~436話
「お兄ちゃーん!お菓子くれ!!」
「…ノックしろや…あとお菓子ない」
「ふっふーん!鞄の中かなぁ?」
「…漁ってもないぞ」
「えぇー…あ、机の引き出しの中とか!」
「…ない」
「…ほんとだー…ちぇーお腹すいたなぁー」
「飯食っただろ」
「小腹というものだよワトソン君!」
「誰がワトソンだ…漫画読んでんだから静かにしろや」
―
「……お前そういうネタ何で知ってんの」
「んー?ワトソン君とか?」
「おー」
「友達がねー教えてくれるー…というより教えられる?って感じー」
「…」
「なんかねー私に教えるとリアクションがあって面白いんだってー…よくわかんないけど」
「…」
「あー!おにい人に話振ったくせに聞いてないな!このクールな妹の話を!」
「…あ?」
「…むぅーほんとに聞いてないー…」
―
「…」
「……えっ…」
「…なに……えっ」
「私、ドアしっかり閉めたはずなのにひとりでに開いた…こわっ!」
「……お前あんま怖がってないだろ」
「あははーやっぱりバレました?だってさ…」
「ニャー」
「開けたのポンタってわかってたからねー。おいで!」
「ニャァー」
「…」
(俺がマジでドアにビビってたことは黙っておこう…)
―
「…そいつさ」
「なにー?ポンタのことー?ちゃんと名前で呼んであげなよ。ねー!」
「ニャンッ」
「…脱走しねぇの?」
「…え?どうゆうこと?」
「いや、家から」
「…なるほどそういうことねー…ちゃんと私とお母さんが家に出るときにポンタが外に出ないように気をつけてるからねーだいじょーぶ!」
「……そうじゃなくて」
「…んんん?違うの?何言ってるのかよくわかんないよ」
「…玄関のドア開けられるんじゃないかってこと」
「ニャー」
「……それはないんじゃないかなぁ?玄関は常に鍵がかかってるからね、さすがに開けられないでしょー」
「…」
「それにーげかっ……玄関のドアって重いからねぇー…無理だと思うよー」
「……それもそうか」
「もー、おにいは心配性だなぁー」
「ニャァー」




