400話~403話
「おーにいー!」
「…ノックしろ」
「あのねーおとなりさんからキッ……ケーキもらったんだけどー」
「おー…」
「いらないよねいらないよね?おにい甘いもの嫌いだよね?」
「いや嫌いじゃない」
「そんなぁー!無理して食べなくてもいいよー?私がおにいの分も食べるから!」
「いや俺食べるけど」
「いやぁー!嫌いなものは嫌いって言っていいんだよお兄ちゃぁーん!」
「お前…」
「ね!ね?ね!?いいでしょ!?」
「なにこれうぜぇ」
「じゃあ食べるからー!えっへへー!今食べちゃおー!」
「あっ待てやおい!」
―
「阻止完了」
「ぬー…」
「ニャッ」
「ぬおっ……びっくりしたポンタか」
「足に猫パンチされてるねおにいー…嫌われてるープププー」
「ニャン」
「…別に俺猫好きじゃないからどうでもいい」
「…」
「あーそんなこと言うからポンタどっか行っちゃったー」
「…猫に言葉わかるのか?」
「どーだろーわかんないなぁ…しゃべりかけるとにゃっ!って返してくれるけど」
「ふーん…どうでもいいか」
「…私の食べるはずだったケーキがー…」
「元は俺のだアホ。お前の分あるだろ」
「…目の前で食べられると食べたくなるなぁ…私も今食べよ」
「…うめぇこれ」
―
「…この広告…」
「あー?」
「見てこの広告のケーキ&プリンセット…これって今私たちが食べてるやつだよね?」
「…おう」
「…お隣さんからもらったときプリンの分なかったんだけど」
「……まぁもらえただけでもマシ」
「そうだねーこれ美味しいしねー」
「…」
「…そういやお隣さんって同性してる若いカップルだよねー…いいなぁ彼氏ほしー」
「…この前その人らコンビニで見たわ、プリンだけ買ってたから店員ちょっとビックリしてた」
「ふーんきっとプリン大好きなんだねー…あぁ彼氏かぁ…うらやましいー」
―
「ぶっえくしょーい!」
「女性とは思えない凄まじいくしゃみ」
「そんなのがあなたの彼女です」
「なんと」
「ビックリした?」
「いや別に」
「プリンうまー」
「そうか」
「うん」
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