【はなぞのに】
みんなと仲良くできたらなぁ
少女は一人そうおもって、悲しんだ
あさひをみると少女がいた
「どうした、遅れたのか」
振り返るとすきな髪型をした男だった
「ついさっき、バラードの曲をきいてて」
少女はひどく落ち込んでいた
「それで遅れたのか」
男は心から気にかけた
わかるから
「仕方ない、今日は休めば?」
そういうと
「実は曲をつくってて、バンドのみんなと」
つらいけど
「なんだ、連絡して伝えればいい」
「もうこのめにうつらないんです」
男は遠慮せずに話した
A 最悪ブッチでも良いんじゃない
B 亡くなった人のことを気にしないで
C それでもそばにいるよ彼女は
ルートA 心からの人生
「そんなの嫌、私もあの世に」
駄目だと思った、だから
「それだけは絶対に止める」
その言葉を無視して道路の中に飛び込んでいった
キイィィとブレーキの音がきこえた
「自転車だ!」
しかし間に合いそうにない
女は最後に
「なんで、、止めてくれないの」
つぶやき逝った
ガキン
音がきこえた
ねじれ車輪に飲み込まれた
ーーー
彼女は今、家で治療をしているという
全治一週間の軽いヒビだった
けれどそのあいだは歩くこともできないという
男は苦しんだ
「見舞いにいこうとしたが、自分には重荷だ。」
そう親友と話して俺は学校から帰っていった
Good End
ルートB あの世のオラトリオ
「嫌だ!私からしたら親友よ!!」
女はキレの良い反抗
すぐにビンタをしようとした
それを俺は必死でとめる
「駄目だ!そんなことをしたくて彼女はキミと別れたわけじゃない!」
ーーーー
教室で話した私のヲン
私の、わたしのわたしたちの
それをあのいけ好かないドラマーが!
「ヲン、一緒に遊ぼう?私の部屋で歌って」
ーーーー
「あの世でまたあいたいの、ヲン」
投げ捨てられたように座り込む少女
「もう帰るよ俺、」
その留学生も泣いてるに違いない
悲しんでも埒があかないと思ってあとにした
ーーー
家に帰って休んだあと
ベッドで、
一昨日の出来事を思い返した
ーーー
彼女のバンドの中でドラムをしていた男がいた
そいつが、なにもかもめちゃくちゃにして
「俺はヲンと一緒にやる」
少女は崩れ落ちた
「なんで、私の…」
眼の前に手を差し伸べて
スラックスをつかんだ
「ノリだったのね、全部
私達の音楽も? 許せない」
そのまま引きずり下ろそうとして
ビンタをされてしまった
頬が痛んだ
「イヤっ」
なんなの!
「お前、洋服が崩れるだろ…
そんな奴はー」
手首をつかまれ、後ろに回されて
「あッ」
そんな
そんなところを
彼女にみられた
「あなたたち、サイテー」
と私達を教室のドアのメトルちかくから眺めて
「は?
お前、家に帰ったって言ってたよな…」
なんで と動揺する男
「全部嘘なのね」
教室の角まできて
「もうあなたたちとは金輪際、関わらないわ」
そう言い残して去っていった
ーーー
帰り際
昇降口から帰ろうとすると
ヲンが
「待って!」
苦しそうにしながら
抱きついてきた、
「ヲン!ど、どうした?」
「あのボーカルの女が、裏切ったの」
途端にやるせない気持ちになった
前からヲンとあのバンドの女が付き合っていたように感じてた
だから俺も…
でも多分この気持ちは癒せない
「一緒に帰ろう」
ーーー
横になって、眠たい目
突然
電話がかかってきた
「なんであの日いっしょにヲンといたの」
その問いに答えきれないまま
彼女の死に様を思い出してしまった
Bad End
ルートC 陰口も深い
「そうだね、あなたがいうから信じられる」
おもってもいない返答に俺は驚く
「あの彼氏のことも、もういいの?」
少女は立ち上がり、
「それは大丈夫。ヲンがいないなら、ね」
とのこした
「そっか、簡単なことだったのかもな」
ヲンの存在がすべてを歪めていた、
なら居ないほうが落ち着くのかもしれない
少女はそんなふうに切り替えて
音楽を再びスタートする
「今度はあなたと一緒に」
「そうだなヲンの分まで愉しむよ」
True End
いい感じですね。
全体的に悪くない所感です。
今までの作品の中だと一番長いと思います。
ルート分岐はABCの順で読むのが最適です。
教養が整ってきたら次は歴史を参考にして
一般人の恋愛とかも描きたいと思います
バトル系の小説もいいかなと想ったけど、やっぱり疲れちゃう~