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第二十五話「ひび割れた」
途作、右脚から腕を二本生やして痛めた脚をサポートし、引きずるように歩く。
「痛ってぇ、、、折れちゃいねぇが結構ひでぇな。何してくれてんだあの外道双子」
途作、独り言を続ける。
「解理はあの双子は幻視者だって言ってたが、確かにそうだな。何も言わなくても意思疎通が出来てるみてぇだった」
途作、パーカーのポケットから小型の端末を取り出す。
「レーダーから断片の反応も消えちまったし、回収失敗って事かぁ」
途作、大通りの手前でひび割れた通信機を取り出し、通話を始める。
「オレだ。双腕追加だ。、、、回収してくれ。邪魔が入った。、、、分かってる、次で取り返す」
途作、泥沼のようになった地面に沈んでいく。
「、、、イズなら脚治せるかも。嫌って言われそうだが」




