表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
誰も悲しませないバッドエンド  作者: 二重名々
and truth

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

285/307

第二十三話「ライター」

雷刀を左手に持つイズ。

直進で相手に向かう。


「直接現れる弾丸はその木刀では防げないはずです!」


イズは特に答えずそのまま突き進む。

男が引き金を引くと弾丸が空間に直接出現した。

イズの身体の中に直接、ではない。

身体を沈みこませるように姿勢を低くして避けていたのだ。


「上の弐」


強化の式でさらに身体能力を上昇させる。

加速し、もはや相手は目の前だ。

電気を纏った木刀を横に薙ぐ。


「がああああっ!?」


打撃と感電で叫ぶ。

跳ねるように飛ばされた男はそのままごろごろ転がる。


「ライターさん!」


「、、、新手か」


積み上げられたコンテナの上、トラックの裏、背後の建物のドアの前など、様々な所から人が現れる。

何の利害があるのか、何の志に呼応したのか、何故かこれだけ多くの構成員がいる。

戦闘の専門家ではないようだが、単純な数はそれだけで武器になりうる。


「、、、増援、助かります」


「ライターさん、俺たちが前に出ます」


「少しでも後ろで休んでいて下さい!」


何人かの構成員がライターと呼ばれた男に駆け寄る。


「いいえ、まだ、戦えます」


荒い息を吐きながら、また、肩を借りながら立ち上がる。


「過去を変える。そのために我々はどんな障壁でも壊さなくてはならないのです!休んでなどいられません!」


ライターは名前の由来と思われる道具を構える。


「私は正義の味方とやらでは無いが、かと言ってお前達を正義だと思う訳ではない」


イズは構成員に囲まれながら言った。

構成員達も流石に警戒しているのか、無理に近付いては来ない。


「行くぞ!」


「一気に全方向から攻撃しろ!」


構成員のほとんどは何の武器も持たず拳で襲いかかってくる。

イズは雷刀を振るい、簡単に数人を薙ぎ倒す。

電流は肉体を通って別の肉体に伝播する。


「あがっ!?」


「怯むな!こっちは三十人近くいるんだ!数で押せ!」


「下の壱」


足元から大きな氷が生み出され、波に押し戻されるかのように集団は下がっていく。


「お前を忘れてはいない」


積み上げられたコンテナの上から狙撃するようにイズを見ていた。

青みがかった髪は見間違えようも無い。

ライターは引き金を引くとすぐにコンテナの後ろに隠れた。

イズはその場で高く跳び、回避する。

そのまま空中で。


「横の肆」


イズは落ちずに留まり続けていた。


「上の肆」


頭上に光の球が出現する。

光の球からは光の弾が発射される。

自動で敵性の人物に照準を合わせているのだ。


「ああああ!?」


「きゃぁぁっ!?」


悲鳴が連続する。


「加減はしてある。死にはしない」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ