第一話 〇〇〇〇大作戦
タイトルあらすじ負けが過ぎる
─見上げればそこにある、
決して手の届かない桃源郷───。
パタパタパタパタ…
軽快な音を立てるゴム製の靴音が階段に響き渡る。
─待ちに待った時が来た。
俺は踊り場から一段下の壁沿いにしゃがみ込み、目を閉じた。
全ての神経を聴覚に回す。
(目標接近、補足まで3、2、1、)
ばっと上を露骨に見上げた。たった布一枚の桃源郷を補足したのだ。
どうやら髪が長いようだ…
…!
違和感がよぎる。
…。
……?
凝視する。
スカートを手で掬い上げて、恍惚な表情を浮かべている。
刹那に感じた違和感が脳の情報を完全に支配した。
─そして、俺は気づいた。
──こいつ、変態露出魔の痴女だッ────!!!
だが神は、その至福のひとときを堪能する時間すらも与えてくれなかった。
──こいつ、降りてくるスピードが…早いッ!!??
少年は複雑な表情を浮かべながら、
少女は先ほどまでの表情とは打って変わって非常に驚いた表情で、
正面からどごん、とえげつない音を立てて衝突した。
─────────────────────────────
──ここは………。
心地良い風に吹かれて目が覚めた。
眩しい陽射しが差しているのは閉じた眼でも良く分かる。
なので恐る恐る目を開けてみた。
…?
見覚えの無い草原であった。
そもそも待て、俺はパン〇ラを期待して階段で待ち伏せしてた覗き魔だったよな?それで女が正面から勢い良くぶつかってきて…ぶつかってきて…。俺は……。
「うッ……」頭が痛む。あの時の事は思い出したら頭が痛くなる。
とりあえず今はここがどこなのか知りたい。
辺りを散策してみよう。
それにしても妙なところだ。前まで住んでいた国とは思えないほどの大きな大木、照りつける太陽、奇妙な色をした花々と動物たち。
そんな事を考えながら徘徊していると怪しいものを発見した。
大木の根本にもたれかかるようにして横たわって、大きな伸びをしている。
─長髪の可憐な顔立ちのスカートを履いた少女だ。
「すいません、ここがどこだかわかりますか?」と少年はせかせかと尋ねる。
「いいえ、私は今目が覚めて…。もしかしてあなたもここに迷い込んだのですか…?」少女は困惑した様子で、長い髪を指で梳かしながら答える。
((あれ…ちょっと待てよ…。))
「お前!」
「こいつ!」
──『あの時の変態!!!』
はじめて
もじかいた
もじとすとーりーへた
ごめんね




