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第三話 ヨ・ルムンガルド

「…ん?」


なにか焼けるような臭いを感じて俺は瞳を開けた。かなり眠っていたらしく既に空は夕焼けとなっていた。


「しまった。このまま草原で一晩明かすのは不味いな。モンスターや寒さを凌がないと」


と、そこへ丁度よくサーチアイが遠くの空から戻ってきた。因みに俺の守護を頼んだグランドスライムは俺の左右におり端から見れば小さな泥の間に俺が寝ているように見えるだろう。それはそれで面白い光景だろうな。


話を戻すが戻ってきたサーチアイは浮いている体を上下左右に揺らして動かしてきた。何か見つけたのかな?


「何か見つけたのか?」


そう聞くとサーチアイは体を上下に揺らして肯定と思われる行動をとった。


「わかった、案内してくれ。グランドスライムもついてこい」


と、そこまで言って気が付いた。グランドスライムの足が遅いことに。何かあった時のために護衛は必要だがグランドスライムでは足が遅いからな。仕方ない。先ほど思いついたモンスターを作るか。


「…創造」


手を前にかざして呟けば見慣れてきた光が現れ収まれば俺が思いついたモンスターがそこにはいた。



名前:ヨ・ルムンガルド


種族:古蛇、クリエイトモンスター


レベル:1


体力:2000/2000


魔力:3500/3500


知力:88


筋力:79


防御力:61


俊敏:92


魔法:初級闇魔法(闇)〔ダーク、ダークウォール、ダークボール、ポイズン〕

中級闇魔法(闇)〔ダークフレア、ダークサンダー、闇の羽衣、ポイズンフレア〕

初級重力魔法(無)〔グラビティ〕


ノーマルスキル:

言語レベル8

詠唱破棄レベルMax

闇属性魔法耐性レベル1

重力魔法耐性レベル1

光属性耐性レベル1

飛行レベル3


ユニークスキル:

魔法軽減レベル1

物理衝撃軽減レベル1


エクストラスキル:

人化レベルMax


加護:毒と闇の三柱神ヨルムンガルドの加護レベル1


称号:この世に舞い降りた神の化身、忠臣



…ん?思っていたよりかなり強くなったな。…まぁ、これはこれでいいか。


しかし、こんなのを作ったせいか体がかなりだるい。立っているのも辛いくらいだ。どうしようかな?これじゃ本末転倒だが…


「…我が創造主」


と思っていたらなんか後ろからかなり低い声が聞こえてきた。あれ?後ろにはヨ・ルムンガルドしかいないはずだが…。


そう思い後ろを見ればこちらを見る俺より少し小さいくらいの黒い翼が生えた大蛇、ヨ・ルムンガルドがいるのみだ。まさか、


「…今の声はお前か?ヨ・ルムンガルド」


「その通りでございます」


思った通りだ。確かにスキルに言語レベル8ってあったしな。


「どうしたヨ・ルムンガルド?」


「見た感じどうやら創造主はお疲れの様子。乗り心地は悪いですが先輩サーチアイの示す場所までは私が運びましょう」


おお!それはかなり助かるな。こうやって話している間にも頭が…


「すまないヨ・ルムンガルド。もう限界だ…。大事でなければお前が対処するように…」


それだけ言って俺はヨ・ルムンガルドに寄りかかるように倒れ意識を失った。













どうやら創造主はかなり疲労しておられるようだ。現に顔を青くして私に寄りかかり気絶している。恐らく創造主はただ眠っているだけと思われていることだろう。


本来であれば動かさない方がよろしいのだろうが私は創造主の御命令通りに創造主を背中にのせてグランドスライムにサーチアイの向かう方向を教えてなるべく急いで来るように伝えサーチアイに道案内をさせる。


私の指示にサーチアイ達は黙って頷く。先輩の彼らだが今のところステータス全てにおいて私の方が上だと本能で理解しているのか俺を上位者として見ているようだ。…って今はそんなことより創造主の御命令を完遂させなければ。






【現在のクリエイトモンスター】

・サーチアイ

・グランドスライム×2

・ヨ・ルムンガルド

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