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高2になり、高杉と何回会い交流を深めた。時は一緒に食べに行くようになった。そのせいか、私は胸を隠しそうとはしなかった。未だに男になりたい観望はあるのに、そうした理由は分からなかった。


夏休みになり、高杉から山登りツアーを誘われた。当時の私は何か冒険したいと考えていた。好意的にOKした。


山登りする前にこんな質問した。


「なぁ、私のこと、どう見ているんだ」

「え。何、いきなり」

「だから、私は・・・・その・・・・どう思われているんだ?」


「ん~~~~。やだらと元気な女? そんなイメージかな」


直後、私は固まった。あれ? おかしいな。ああ、女と思われていたのか。・・・・胸を隠しそうとはしなかったし、当然の結果? でも私は・・・いや・・・・オレは男になりたかったし・・・・ん? 俺? 違う私? 


喜びも悲しみもしない不思議な気分。自分はこれが何なのか解らなかった。


「でも今でも男に目指しているんでしょ?」

「ん。あ・・・・ああ・・・」


高杉の笑顔。自分はそれを直視出来なかった。眩しい。


こうして時間は流れていき、山登りツアー当日。


最初は天候も良く、人数は少なくない。テンションも良かった。

いざ山登りを始めるとキツく、雲行きが悪くなり、大雨が降る始末。

慌ててツアーの主催者は中止にする。当然、私も濡れた。

山を降りた頃には快天に戻っていた。誰がもため息を吐く。

その時、高杉に変な視線を送られてくるのを感じた。


「何だよ」

「あっ・・・ごめん」


今に思えば、私の体は濡れてラインがはっきりと見えたのだろう。何に興奮したのは想像できるが・・・。


それからだ。高杉の様子がおかしくなったのは。会う度に胸を見るし、機会が有れば触ろうとする。1回目は説教で済んだが、2回目はグーで殴った。それでも諦めない高杉。

仕方なく、小学生で椅子を盗んだ場所、廃校で胸だけの触りを許した。





ーーだが、その選択が、





全ての歯車を狂い始めた。





最初は胸だけだったが、高杉は興奮しすぎたのか、段々欲望をエスレートし、私の制止を振り切って、遂に性的行為をヤってしまう。


それは私にとって強姦されたと同じの意味をするものだった。


本来ならその場で関係を切ろうとするが、何を想ったのか、自分からキスを求め、今まで嫌がっていた行為を続けた。


終わって別れても忘れる事ができず、数日ごとに、何度も繰り返した。


こうして「私」という性格が、プライドが、崩れていく。


しかし、高杉は私との肉体関係を飽きたのか、「他の女に切り替えたい」と言い始めた。私はまだ別れたくない一心で引き受けた。


幸い、父と母は交人関係が広く、中には偉い人も含まれていた。それを利用して美しい犯罪者を誘い、高杉に売った。


父母からは怪しいと思えなかった。小学生の頃から散々いろいろとやった私が何を要求してもおかしくないと考えていたのだ。

美しい犯罪者には「とある人にセックスを許せば罪が軽くなる」と話せば喜んでノってくれた。


1人を引き連れて高杉に売っても、いつかは飽きる。だから私は別の犯罪者を探した。それでも飽きる。その繰り返しを10人目まで続いた。


10人目を連れて来た時、これまでの美しい犯罪者はもう壊れていた。私は性的行為を黙って見てから、火を付けた。廃校は木製なので、簡単に広がった。入口は封鎖してある。


「おい、なんで火を付けた! そんなのてめーの仕事じゃないだろうが! 女を連れて来いよ。あと、旨いもんもな!」


「・・・もういいんだ。私はアンタと繋がれば他は要らない。私はアンタのことが好きだった。でも、今のお前はそんな面影も無い。ーーーだだの性を飢えた獣だよ」


私は10人の美しい犯罪者と、高杉に繋がりながら、火に囲まれて死ぬのを待ったーーー。






ーーーのハズだった。





どこからなのか、割れた音がした。それは窓であることを判断できるのに数秒掛かった。続いて、壁を壊して、通れる大きさを広げようしたが、堅くて無理だ。


すると、包丁が飛んできた。その方向に見ると、見知らぬ男が立っていた。そいつは私を掴んで割れた窓から外へ放り投げた。

外には数人の男女が居た。そのうち1人に見覚えがあった。






ーーーああ。私が散々掛けまくった、専用メイドじゃないか。





そんなことを思いながら、意識を手放した。




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