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最終話まで近づいてきました。
ここからは一つの闇を見ることになります。
これまで小学生時代に様々な事件を起こし、叱られてきた。
小6の夏に、好きな子から「大人しい人がいい」と言われ、暴れなくなる。ずっと短く切っていた髪を延ばし始め、女服を着るようになる。同時期に高杉が転校した。
卒業する頃には、誰にも認める美少女になっていた。女らしくなり、数多くの告白を受けることに。
中学生時代はイジメなどがあったが、正義感の炎は消えておらず、暴走したりした。
高校生になると、転校した親友、高杉に偶然の再会した。
この時、私は17歳になっていた。
高杉は友人と一緒に学校の文化祭を巡り、焼きそば屋に向かった。そこに私が当番している時に出会ったのだ。
「すいません。ひとつください」
「はい。わかりました」
「・・・・・ん?」
「何か?」
「いえ、見覚えがありまして、まさりと良く似ているんです」
「まさり・・・・?」
直後、お互いが同時に思い出した。
「高杉?」
「え。いや、・・・まさり? うそだろ」
再会と以前とは違う彼に驚き、嬉しくなった。
高杉も髪を延ばした事にショックを受けた様子だった。
休憩時間にこれまでの空白を埋める如く濃い会話をした。次に会う約束を取り付け、一旦別れた。
私は信じていた。これからの未来が明るいものであることを。
あんな事をヤられるまでは。
私は
高杉に
性的暴行された。
今こそ語ろう。
私と高杉の犯した罪を。




