はるのひに
平凡なサラリーマンの独り言
次回のお題は「はるのひ」です。ラジオから流れる俳句のコーナー番組。
わたるは、「なんかおもろいやんか。」関西出身の彼は、この東北で仕事している。転勤して来て1年。妻子供残し、単身赴任中。営業車の中で独り言。「春の日は艶めかしの意味もあります。」番組のご意見番みたいな俳句の先生が言っている。「エロいってことかい。」また呟く。「ハルノヒヤ。あいみょん歌う。春日部だ。」、違う。「ハルノヒヤ。あいみょん歌う?しんちゃんか」が近いかな。うーむ。なんかモヤモヤする。1人ボケ1人ツッコミ。アポは15時。後10分だ。近くの駐車場に停めて、今回の商談で話す言い回しを考える。
「申し訳ございません」。先に謝罪か?
「こんにちは。お世話になってます。」まずは、明るく挨拶からか?結局、悩みながらお客様に訪問。開口一番、「お時間頂きありがとございます。」ヤバ。入り方間違えた。「今回。当社の製品に不具合があり、自主回収となります。申し訳ございません。」何とか方向性間違えなかった。淡々と喋り終了。営業車に乗り込む。「しんどい。」ため息とともに、社会人になって35年。後少しで定年か。延長、嘱託?「やってらんねい。アホか。」その時、ふと思う。10年も年下の所長が、事務員のA子と不倫の噂。「可愛いから。」と僻みながら、「辞令があったな。」所長は大阪へ。「自業自得?」いや、羨ましい。桜の開花は東北では3月末。「レミオロメン?知らんがな!」また独りゴツ。桜が咲いた榴ヶ岡公園のピンクの電灯が瞳の中で見えてくる。「卒業」は何でも当てはまる。尾嵜豊は「何を卒業するか」を歌っていた。俺は何を卒業するのか。「そつぎょう。さくらいろの灯。ハルノヒに。」ダメだ。嫉妬とざまあーみろ。羨ましいさ。春はもうすぐ。あの遠くの国で戦争ですか。ガリリン単価。レギュラー193円。ガソリンスタンドの電光掲示の表示。「会社の金か。」自分とは関係ない。逃げた2026年3月13日。金曜日午後でした。
艶めかし?




