兵站
1月19日
いつもの朝が始まる。
自分は眠い目を擦り、体を起こす。今日は学校か。。そんなことを思いながら自分は不器用にウィンナーエッグを作る。昨日親から毎日ウィンナーエッグを作って食べなさいと言われたからだ。まただ。今回もウィンナーエッグは崩れた。だから嫌なんだ。何回してもうまくいかない。
朝からもやもやと霧がかかっていた。
授業はやけに冴えていた。なぜだろう。いつもなら考えればわかる問題が頭の中で出てきているようだった。
給食になった。自分は謎に冴えている自分に嫌気が差していた。なぜ調子が悪い日といい日があるのか。自分は自問自答を始める。哲学には答えがない。わかるはずもない問いはかえって調子を悪くするものだ。自分は考えるのをやめた。やめようとした。
昼休みは何をしていたのだろう。今回も前回のように記憶がきっちり抜け落ちている。不思議なこともあるんだと、もう考えなかった。まさかこれのせいであんなことになるなんて、この時は思いもしなかった。
放課後になった。自分は例にもれず部活が嫌いだ。理由は察しの通りだ。自分は教室でくつろぐことを覚えた。部活は面白くない。この考えは根っから染みついているのだった。だがいかないわけにはいかない。重い足を動かし、というか先生がもう部活に来ていたので、嫌々部活に参加した。
部活はサーブ練習だった。自分はサーブは得意ではない。だから、練習しようとやけに珍しくやる気になった。これが、朝ごはんパワーなのか。サーブを上から打つ。
・・・入った。そのなことがあるのか。自分はちょっと驚いた。だって入るとは思わなかったから。
ここで一つ思い出した。ここまで、ネガティブなことを思っていない、と。
明らかにおかしい。自分の中が満たされているのか。そんなことがあっていいのか。自分は再び深い沼へと自ら入っていった。
まず、自分は基本的には、明るいのかもしれない。それが今回のことで分かった。自分は何かしらのきっかけがあり、暗くなるのだと。じゃあ逆にきっかけがもしなかったら?それは心理的変化がないのであろう。それが今の状態と捉えることができるはずだ。暗くなる方法が分かったのなら改善策を報じればいい。自分には生きる権利があるのだから。
長い長考の末に自分は一つの結論へとたどり着いた。
無理だ。できるわけがない。簡単そうに言うが、そんなことを易々とやってのけるならとっくにやっているはずだ。今まで何年間生きてきた?その間ずっと何もなかったのか?そんなことはないだろう。あるわけがない。自分は変わろうとしてないんじゃない。変われないんだ。
自分は心の中で激しい戦いが行われていることに目を背けた。それは無意味だと思ったらだ。
時間は立ち、前衛だけでレシーブ練習になった。今日前衛は5人だ。先生は3:2に分けた。自分は3のほうだ。まず、ボール拾いを始めた。なぜなら自分は後のほうだったからだ。いつもだ。いつも後のほう。そういって逃げるからダメなんだ。現実から目を背けるな。見ろ。世界は常にそこにあるのだから。
自分の番になった。奇数だから、自分がまず外へ出る。先生の伝え方が悪く、どういう練習かはよくわからなかった。そのまま、部活が終わった。打てなかった。いや、打とうとしなかった。のほうが正しいかもしれない。自分は他人の利益を優先してしまう。
家に帰ってきた。もう外は真っ暗。とてもじゃないが、外が見えるような状況じゃなかった。
自分はいまだに朝からあるもやもやが収まっていなかった。
お風呂に浸かる。疲労感がどっと襲ってくる。今日は疲れたな。と毎日思っているようなことを思いながら、夕食を食べ、布団へと入った。
僕はまだ。社会の中で暮らしているのかもしれない。




