日常は崩壊する。
お初にお目にかかります、まがたまという者です。
初めての投稿ということもありまして、文章が疎いところがありますが、そういう所はお見逃し下さい。
それか、コメントで言ってくださっても構いません。
週一投稿で頑張っていくかもしれません。
男は走る。
永遠に続くかのように見える真っ白な通路を。
その息は荒く、もう限界であろう。
だがしかし、彼はその足を絶対にとめなかった。
走ることを止めるのは、即ち死を意味するからである。
その後ろには、到底言葉で表せないような存在が、大量の触手を伸ばし、男を追いかけているのだ。
しかし、それも終わる。
男は不意にその場に倒れ込んだ。
そしてそのまま一一一一一一
「嫌だあああああああああ!!!」
目を覚ます。
起きてベッドを見てみると、今かいたのであろう汗が、シミを作っていた。
「なんなんだよ、、、最近あんな夢ばっかりじゃねぇか、、、」
男である、新堂 悠馬は疲弊したように、もう一度ベッドに倒れ込む。
「いや、もう朝か、、、」
重い体を起こし、自室のカーテンを開ける。
眩い朝日が部屋を照らす。
「さて、学校の準備しなきゃいけねぇか、、、」
「よう、新堂。随分とげっそりしてんなぁ。」
「、、、あぁ。」
登校中、歩いていると、友人の赤山 遥斗が話しかけてくる。
「ちゃんと寝れたのか?ひでぇ顔だぞ?」
「悪夢を見ちまってな。」
新堂と呼ばれた男は、気だるそうに答える。
「悪夢かぁ。俺は最近見ないけどなぁ。」
「そうかよ。羨ましい限りだ。」
「んで、今日の2限目に数学あんじゃん?そんとき一緒にペア組まねぇ?」
「あぁ。そういや最近はペア組してから授業だったな。分かった。」
「よっしゃ!これで数学はお前に教えてもらえばオッケーだな!」
赤山は、嬉しそうにしながら学校に走っていった。
新堂は、困った顔をして、
「あいつ、最初からそれが狙いだったか、、、」
と呟いた。
彼らは高校三年生。人生の分岐点である学年だ。
今は春なので、まだ始まったばかりだが、各々気を引き締めて受験に備えなければいけない学年だ。
新堂は幸い頭が良く運動が出来る身体と、親の仕送りによる一人暮らしが出来ている今の環境に感謝する。
夢はまだ見つけられていないが、そのうち見つかるだろうと言う考えだ。
しかし、彼はまだ知らない。
今後、いや、もう既に彼は、人ならざるものの世界に魅了されているのだから。
放課後。
新堂と赤山は帰宅部であり、家も近所なので一緒に帰っていた。
「今日の体育疲れたなぁ、、、」
赤山が呟く。
「そうか?ただ単にグラウンド八周するだけじゃないか。」
「そーいやお前体力お化けだったな、、、」
そういった他愛もない話をしていると。
急な眠気が二人を襲う。
「う、、、ぐぅ、、」
「なにこれ、、、ねむ、、、」
二人は、為す術もなくその場に倒れ込んでしまった。
「はっ、、!」
新堂は目を覚ます。
「何なんだよ、、、!ここは一体どこなんだ!」
そこは、真っ白な部屋だった。
文章が短い気がする。
次は伸ばします。