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異世界の宇宙にて

作者: おもち

宇宙船にて宇宙飛行士の二人が会話をしているようだ。


「まったく、災難だった。だからよく知りもしない惑星に着陸なんて反対だったんだ」

「知らないからこそだ。何か新しい発見があるかもって思ったんだよ」

「そうか。それでお前は何を見つけたって言うんだ? 野蛮な現地人に襲われて何を発見したって?」

「おい、そんな怒らないでくれよ。確かに聞く耳も持たない話も通じない文明の低い星だったけど、それだって着陸しなきゃ分からなかったじゃないか」

「ああ、それで得られたのが宇宙船の一部損壊と現地人の死体が数体。素晴らしすぎて泣けてくるね」

「分かった。俺が悪かった。もう帰路だ。大人しく帰ろうって相手にそうつっかからないでくれ」

「それでさっきの惑星はなんだっけ? 新しい発見があったんだろう?」

「お前のしつこい性格には呆れを通り越して尊敬すらするね。さっきのは地球で、現地人は人間って種族だよ」

「もう二度とお目にかかりたくないもんだ」

「ああ、同意しといてやるよ」


ゆらりと船が星の海を進んでいく。

青く美しい星は彼方へと沈んでいった。

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