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爆縮と体温の機知(2)

流動体が震えて

五円玉と糸で

僕等は夢物語が作れた

笑ってしまうような空想に

高鳴らす物があった

揺れ動く円に

想い込みの力

誰かの馬鹿話に

尾ひれを付け足して

その空気に飽きたら

また違う物を探した

自由を自由に使いながら

何処か

自由に遊ばれていた

その悲しさと楽しさが

混ざった所に

シャンシャン鳴る物が

確かにあった


忘れた空は

変わること無く空で

一思いに人重いが連なって

確かな楽しさは

自由の向こう側が見えるから

どうせ

このくらいだと

目分量で

測りながらの作業

大人の遊びだと言ってた

講釈を垂れるのは

弛んだ物があるからで

時間で綺麗になったように見えて

実のところ

汚くなって醜くなって

ある日突然

更に見難く成るのだ

それを形と言うのは

綺麗事だ

そうするしか無かった結果だと

真顔で言えない不貞の極み

自分に対して

そうであるなら

他人に対しても

そうである


ドロドロの中で

手探りをする

その状態を

一生の形とする

馬鹿話をするのに

他人の顔がチラつくのなら

それはしない方が良いだろう

その代わり

あなたの形は

そこ止まりで

それ以上になることは無い

既に形を持っているからだ

形なんか無かった頃よりも

自由では無いのだ

方向性を定める上に

方向性なんか無いという形があるのか

形は

一つじゃ描き切れない

堂々と言っていた祖父さんの写真

それで良いような気がして

話し声を反芻した

それが全てでは無くて

それも一つである




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