山寄りの街
○比嘉深月(黄色人種)
日本人。転移した高校生。
今まで料理の『り』の字もかじったことがない。
神様(?)からもらったチート(?)、『海賊版』を用いて剣技をマスター。異世界での最強を夢見ていた。いた。つまり過去形。エクラクティスのギルドでコツコツ成り上がる事にした。ギルドのお姉さま方には、手のかかる弟的ポジションに見られているが、当人は知らない。
将来は冒険した内容から『海賊版英雄譚』という小説を書くつもりでいる。
(ちなみに、番外編として上げた海賊版英雄譚は、書き始めると全部書かなきゃいけなくなるから、作者的には一番出したくなかった。)
深月の裏設定として、「深月の旅にヒロインは不在。ハーレム作ろうとすると、パーティーにおっさんが集まる」というものがある。
剣技は使えるが、ナイフや包丁は扱えない。そこに気がつくのに、まだまだ暫く時間を要する。きっと、剣で野菜を切れば切り戻しが出来るだろう。
最強の防具、制服。
エニスクローにて、空くじなしの奴隷○番くじに参加し、レプラホーンの奴隷を購入。以後、従者として連れ歩き、彼の故郷を探している。
ちなみに、従者のレプラホーンに名前はないので割愛。
ちなみにちなみに、従者のレプラホーンは深月と帝都に行った際に通りかかった大森林地帯で解放した。
・スキル『海賊版』
著作権者の許可を得ないで複製、販売されているものが本来の意味。この場合、著作権者はスキルを持っていた当人を指し、このスキルを有するものは、スキル所有者に許可を得ることなく複製することが出来る。また、他人にスキルを転売・譲渡することが可能。兎に角スキル『海賊版』保有者に有利な仕様。
しかし、同時に表裏一体の『権利剥奪』スキルを有する。このスキルは、コピー元のスキル持ち主にコピーしたことを気が付かれた場合に、固有スキル以外のすべての保持スキルを失う。
……なんて、正直あってもなくてもどうでもいい説明。ネタとして。
番外編で、通りすがったゼフェルトのスキルをコピー出来なかったのは、ゼフェルトにコピーしようとしていたところを気がつかれた為。
○エクラクティス(リュタン)
山寄りの街ギルドマスター。
趣味はおしゃれとイタズラ。発言は無責任。戦闘ではオーバーキル。故に、最も無能なギルドマスターと言われている。
当人はそんなこと知ったことじゃない。自由人。
耳が早い。風魔法を極めたから、とかなんとか。
初期段階の設定ではエクラクティスが風系の巫女様の予定だった。耳が早いのはその名残だったり。
○ゼフェルト
山寄りの街Bランク冒険者。
背が高くて体格のいい大男。土に汚れたようなごわごわとしたこげ茶の剛髪と、顔面の半分を覆う立派な髭のせいだろう。森に入れば熊に見間違われ、町に出れば幼い子供に泣かれてしまう森のくまさん。
見た目のいかつさとは裏腹に面倒見が良く、本人は嫌そうにしているが、エクラクティスに頼まれて、新人冒険者の訓練や付き添いによく駆り出される。
◯ネリ
受付嬢。特筆なし。