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執筆記録

ここからは、かつての記録を自分の為に残します


○転生したら奴隷商人の息子だったけど、廃材の商品と共にウチを追い出された!


【掲載話数】108話 (約62万文字)

【初回掲載日時】2015-09-24

【最終掲載日時】2016-05-18


【評価】

総合評価: 1979pt

評価者数: 32人

お気に入り登録: 859件

文章評価: 平均4.1pt 合計132pt

ストーリー評価: 平均4.0pt 合計129pt


【自己ベストランキング】

日間総合64位(2016.05.22)

週刊総合111位(2016.05.24)



【執筆推移】

2015.9.24

  初期段階の奴隷商の息子投稿開始。この時、五話完結。およそ二万文字。


2015.9.29

  四話投稿した時点で沢山の人に見て頂けた事でランキング入り。エピソードの追加。そこから一日5000文字を目安に毎日投稿開始。


2016.1.29

  いただいた感想をもとに、初期段階の五話完結だったプロローグを書き直し、本文置き換え。


2016.3.27

  初期段階の五話を削除。正式に現在のプロローグに変更。


2016.5.18

  『転生したら奴隷商人の息子だったけど、廃材の商品と共にウチを追い出された!』完結。


2016.8 某日

  完結後頂いた感想をもとに、時系列と本文の改定に着手。


2016.9.20

  改訂版である『飛竜と義弟の放浪記』投稿開始。


2017.7.18

  『飛竜と義弟の放浪記』完結。


2017.9.4

  番外編、投稿開始。



○飛竜と義弟の放浪記(完結当時)


【掲載話数】125 (72万文字)

【初回掲載日時】2016-09-20

【最終掲載日時】2017-07-18


【評価】

総合評価: 185pt

評価者数: 4人

お気に入り登録: 76件

文章評価: 平均5pt 合計20pt

ストーリー評価: 平均4.8pt 合計19pt



【あとがき】


 拙作は、流行の異世界転生ものを書いてみたいという思いから書き始めました。しかし、よくある冒険者ものでは戦闘描写が多く伴い、自分にはうまく書けないと考えた結果、自分が表現できる物語としての着地点が、今作の形でした。


 初めはノリと勢い重視で極端に描写を減らし、物語の起こりと未来を書くだけに留めていました。思い付きでしたので、自分でも長くは書けないだろうと思っていた為です。

 しかし、私の予想に反して沢山の読者の方々に見て頂く機会を頂けました。単純なもので、誰かに見て頂けるという事実だけで、当時の私は執筆意欲をかき立てられました。


 そこからが、すべて始まったと言っても過言ではないでしょう。もちろん、もっとディオの見る世界を描いてみたいという思いから、思いつくままに話数を重ねていたと言うのもあります。

 当初書いている時は、毎日5000文字を書くという自らに課したノルマも苦になる事なく、次から次へと書いていました。しかし常に好調と言う訳でもなく、冒頭を勢いで書いてしまった分、先の展望やフラグが全くない状態で、話数や文字数だけが増えていく日が増えるようになりました。


 そうなっては続きを書くことも苦痛で、何度か途中で投げ出したいと思う日すらありました。

 それでも区切りがつくまで頑張れたのは、沢山の読者様に見て貰えているという事実であり、交流のある作者様方に励まして頂いたからでした。本当に、皆さまには感謝してもしきれません。頂いた暖かいお言葉に、本当に救われました。

 交流していたユーザー様方や、読者様のお蔭で、拙作の先駆けとなった『転生したら奴隷商人の息子だったけど、廃材の商品と共にウチを追い出された!』は、完結まで走る事が出来ました。


 ですが、完結まで書ききって投降した後、私に残っていたのは、やり切った達成感ではありませんでした。それよりも、執筆後半に向けて進まなくなってきた奴隷商が、止まる直前の廃車を懸命に押して、どうにか車庫に押し込んで片付けたような、やっつけ感でした。

 ああもう、しんどい。これでひとまずもう、廃車を押さなくて済む。……でも。

 ほっとしたと同時に、もやもやとしたその気持ちは、収集が付かなくなったお話を無理矢理終わらせたことへの、後ろめたさを助長するばかりでした。


 満足いくまで書き直せば、そのもやもやが払われるのは解っていました。でもそれ以上に、また同じような苦しい気持ちを味わいながら執筆するのかと思うと、書き直しというのは大変気が重い作業に思えました。


 迷いました。納得のいかないものをこのまま晒し続けて、他の作品に今回の反省を生かす事で報いるか、苦痛を解っていて作品の手直しするか、大変悩みました。


 でもそんな私の背中を押してくださったのは、やはり読者様方の感想でした。

「面白かった」「今までにない設定でよかった」「細かいところで目を瞑れば面白い」「後半の失速をどうにかしてほしい」

 未熟な私の文章を楽しんで頂けた声も、もちろん幸せな気持ちになるほど嬉しかったです。ですが、読者の方々の正直な言葉は、私をハッとさせてくれました。


 このままでは終われない。言われっぱなしで平気なほど、私も大人しい性格ではありません。素人の物書きでしかありませんが、それでも多少の意地とプライドはあります。

 以前のようにはいかないかもしれない。どれくらいの方が、書き直したものを見てくれるか解らない。それでも気が付けば、苦しくても書き直さずにはいられませんでした。それが、今作でした。


 書き直してみて実際、何度もやめようかと思いました。案の定、新しく書き足す事はしんどかったので。加えて、書き直したからと言って、質が本当に良くなっているのかもよく解りませんでした。

 他の作品に手を出したいと思いながら書いた拙作に、どれほどの魅力があるのか、自信もありませんでした。


 それでも筆を折る事だけは出来なかったのは、自分で決めた事を曲げたくなかった一心でした。


 みなさんの目に、私の作品はどのように映っているのでしょう。四苦八苦しながら手直しされたこの作品は、もしかしたらお話の流れを大きく変えてしまったことで、とんでもない欠陥のあるものに仕上がってしまっているのかもしれません。文字数が増えただけで、何も変わっていないかもしれません。


 それでも、こうしてもう一度ディオ達と共に完結を迎える事が出来て、ほんとうによかったと心から申し上げる事が出来ます。


 この度は拙作『飛竜と義弟の放浪記』を読んでいただき、また、私のこのようなつまらない吐露にお付き合いいただき誠にありがとうございました。次の作品であいまみえる時には、より精進した作品をお届けできるようになりたいと思います。


 ありがとうございました。


      2017.7.18 草伽りと

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