奴隷商会ラングスタ/勇者一行
《奴隷商会ラングスタ》
○ルディス(恐怖の大魔王 / 多分ヒューマン)
ディオの父。親父殿。一応。
恐怖の大魔王 (ディオにとって)。鞭使い。
魔王がラスボスになれないこの世界、きっと親父殿がラスボスに違いない。嘘です。
ナイスミドル。
初期プロットでは、ディオが家に戻って来る頃には病によって死んでいた。その為、ラングスタは奴隷たちによって占拠され――――る、予定だったが、カミュの出現により予定変更された人。
というか、絶対カミュが死なせないよ、この人。
あと、作者の個人的趣味により、殺すのが惜しくなった人。
ナイスミドルだから。
○カミュ(グルアガッハ)
ラングスタで働く長身糸目。魔術を得意としているが、まともなことに使ったことがない。いたずらと言う名のディオへの嫌がらせが主。
親父殿絶対主義(ディオ談)
かつてはとある街のスラムに住んでいたが、街の権力者が一斉にスラムの人間を排除しようと奴隷商に売った時、ルディスと出会う。
その時、ルディスの見た事ない奴隷魔法に惹かれ、自ら彼の元に下る事を決意した。自分の有能さを示すために勉学、護身術、魔術を独学で取得し、極めたところを認められて、ディオの護衛にまで上り詰めた。
奴隷魔術が一子相伝のものだと知らなかったころは、いつかルディスの息子に認めてもらえるかもしれないと期待していた。しかし、事実を知ってからは、何故なんでもこなす自分ではなくディオに奴隷魔術を与えたのか解らずに、ディオに劣等感と嫉妬する。
同時にディオが持っていて、自分にないものを嫌でも理解していたために、悔しいながらも二番手に落ち着くことでラングスタを支えていこうと思っていた。
わりと努力人であり、報われない苦労人。
○トルーパ―(ヒューマン)
元冒険者。博打好きで破産した結果奴隷に落とされた。
かつてラングスタにやって来た時は反抗的だったが、カミュの調教により人格崩壊した。
変態。
○リグニス(ヒューマン)
ネタバレ案件。
ルディスの実子。ディオの一回り近く年上の兄。血は繋がっていないけれど、ディオの事を可愛がった。文字通り。
実は一度だけ、本編でディオがこの人の存在の事を口走っている。確かに書いたのに、どこだったか見つけられなくなってしまったので、確認次第追記します。
追記(2018.5.5)
本編47ページ。三章 ドラゴンタクシーの日常 『本当の友人なら、悪徳商売に巻き込まねぇよ .2』にて、確認しました。
ディオが幼いころは、武力面で奴隷たちを押さえつけていた人。ラズを捕まえたのも実はこの人。
腕っぷしが強く、ディオがルディスを手伝えるようになってからは、家を出て冒険者として武功を立てていた。
カミュの武術の師匠でもあり、その腕は折り紙付き。ディオにも稽古をつけたことはあったけど、余りのセンスの無さに早々に諦めた(故に、ディオの指導はルディスがやっていたという余談)。
ランクはB止まり。ギルドのランクアップを全くしていないから。
肩書きとかかったるくて邪魔って思ってるような奴。
多分、アルバ単体と剣を交えたら、いい勝負出来るんじゃないだろうか? 強いよ、多分。
ゼフェルトと大体同期。
《勇者一行》
○アルバ(ヒューマン)
SS級冒険者。勇者。
抜群の戦闘センスを持ち、戦闘時に彼の右を出る指示者はいない。ランク的には最強。まあ、あくまで冒険者のランク的には。
普段は呑気。若干無神経。酒が大好きだが、その酒癖が悪すぎて、酔うと誰構わず勝負を挑む。
よくユナンに最上級の魔術をかけられている。でも効かない。
○ユナン(ヒューマン)
SS級冒険者。賢者。リベラの弟子。
魔術使いとして非常に優れた能力を持つ。また、難関とされている複属性魔術をやすやすと扱う。戦闘におけるアルバの指示は、絶対的に信用を寄せているが、日常会話と、特に酒盛りの時間は辟易としている。
数度、アルバに殺す気で魔術をかけたこともある。大して効かなかった為、諦めた。
ちなみに、アルバ・ユナンの登場したころはS級冒険者だったが、深月が参加した空と爪の王者捕獲の際に実力が認められて、SS級冒険者に格上げされたのが彼ら。という、本編に出すところがなかった裏設定。
ついでに書くと、高ランク者はヒューマンばっかりの理由として、ヒューマンが一番地位にこだわるから。