ディオ/ラズ/エンマ
※どこもかしこも誰を見てもネタバレしかありません。もう、ネタバレ祭り。
後から見ていただくことを推奨しております。ほんとに。
一通りのお話まで終わった時点での人物データです。
本編で未発表部分も含んでいる場合もあります。ごめんなさい。
○ディオ(ヒューマン)
主人公。転生した元日本人。年齢はおおよそ成人前。黒髪黒目。
奴隷商会ラングスタにて、奴隷の『商品管理』を行っていた。子供の奴隷には特に、好かれていた。
争い事は好まず、保身が第一。どこか楽天的。お人好しで巻き込まれ体質。本人は脇役タイプと思っているが、そもそもこいつが脇役な訳ない。
出来れば異世界でものんびりと暮らしていたかった。過去形。安住の場所が欲しくて、奴隷商を飛び出たあと奔走。義弟と姐御は可愛い。
どうでもいい設定として、酒場でノンアルコールを飲むと酔う。
店を追い出されてから、長風呂派になった。
特技、一応算術。
魔王襲来後。青みがかった黒髪に、右目の眼帯が目を引く。左腕は竜の鱗に覆われている。奴隷魔術は刺青の欠損により使用不可能になった。右目は爬虫類のように瞳孔が縦に切れ、赤い。ある意味本物のバケモノになったとも言える。
実質、ラズとエンマと共にとても長生きしたのだとか。
超蛇足すると、ディオの前世名は伊出庵。享年28歳。
都心でうだつの上がらないサラリーマンだった。
人生計画ではとっくに可愛いお嫁さんをもらって、慎ましやかながら幸せな家庭を築いている予定だった。しかし毎日日付が変わるまで働き、折角早々に買って長期ローンを組んでいた分譲マンションは、ただ寝るために帰る場所になっていた。
故に毎日の夕飯はカップラーメン。
冷蔵庫に買いだめしていた野菜という野菜を腐らせまくった結果、野菜に祟られた。第一次野菜裁判にかけられ、有罪になった結果、異世界転生した。
ニュースで取り上げられた死因は、栄養失調により命を落とした事になっている。
――――という、本編に出す事も全くない、超絶どうでもいい裏話(笑)
半分程度書いてみて、割と不毛だった為に掲載を諦めたものでもあります。
○ラズ / 正式名称:ラズベルクエルケストルティーダ(黒竜亜種)
ディオの義弟。魔王の息子で第四王子(笑)。王子ってガラではない。
二百才オーバーの雌雄同体。ぶっちゃけ無性別。亜種のため全体的に白色肌で赤目。白髪だけど、青みがかっている(魔王の血筋の特徴)。
今のところ、魔王と実姉実兄たち以外敵なしの最強。……あ、姉御であるエンマには頭が上がらない。あと、レバンデュランやエクラクティスも規格外でした。
(あれ? 意外に上の実力者がいる……?)
異父兄弟も異母兄弟もいる。てんこもり。
ディオにぞっこん。ある意味執着しているが、竜の気質故。
得意魔法は火と風。使おうと思えばなんでも出来るオールマイティ。
それまで気に入らないものは全部どうにかしていたが、「ディオ兄ちゃんが嫌がるからやらない」 を、覚えた。
奴隷魔法を破棄し(正確に言うと実兄の手によって、奴隷契約を破壊され)、正式にディオの義弟に。
魔王襲来後。身長が少し伸びて、ディオの肩程度に。ディオと視界を共有出来て満足している。
ちなみに、ラズが自分の血をディオに盛っていたタイミングは、主にディオが大きめな怪我したときです。
ex)第74部 チルオールにめった打ちにされた後、パズクに迎えられる前まで。
酷い怪我だったわりにすぐに治ったのは、メイの巫女の癒しよりもこれが理由だったりする。
ちなみにちなみに、ラズが血を流している事と、ディオの臭いが変わったことに、パズクは当時から気がついていたりする。
○エンマ / 正式名称:amituma(ワイバン/ワイバーン)
商品としてラングスタに搬入されてきたところを、ラズによって逃がされたワイバン。深緑の鱗に砂金を集めたような瞳を持つ別嬪(リテッタは心酔)。
エンマ自身が直に喋る予定は、初めからない。が、意思は何度か示している。
ディオをネタにラズをからかうのが最近の楽しみ。
立ち位置的には二人の姉御。手のかかる弟たちに、時々辟易している。でも、なんだかんだ一緒にいてしまうのはほだされているからかしらと、自分に呆れていたりもする。
魔王襲来後。やっぱり二人の姉御。
ディオと直接意思疏通が出来るようになった事に、少し喜んでる。何だかんだ言って、寂しさは感じていた模様。