宇宙空間缶ジュース
どこへも行きたくないのに、
ここからいなくなってしまいたい気がしてた。
間抜けに見上げていた空から落っこちてきたUFOは、きっと誰も乗っていないんだ。
だから代わりに私が乗って、
この重たい気持ちと無重力になって
何も知らないふりをしながら笑おうと思った。
もしも君が追いかけてきてくれたのなら、
2人でどこかの星を征服して、
誰もいない2人ぼっちの寂しさで
いつか死んでしまえたら嬉しい。
きっと少し怖いけれど。
言葉もばらばらの場所で
こんなデタラメの歌詞で歌いたいと思った。
私にはもう未来なんてないから、
さっき買ったよくわからない味のする缶ジュースは捨ててしまおう。
素足でぐちゃりと踏み潰したパンは、
まるで自分みたいで、
吐いちゃったけど大丈夫、軽くなっだけだね。
空っぽになった地球を、遠くから幽霊になった私たちが、永遠に天体観測するんだ。
その時、あのギターはちゃんと私の隣にいてくれるのかな。
毛布がないから、君のパーカー借りて寝ちゃうね。
さよならは許さない、いつか知らない人と話さない。
そんな感じで宇宙に来たんだから、
言葉の意味も軽くなって意味なんて重さから解き放たれて。
でも私の感情は伝えて。
あの弦が震えなくても叫べるのなら。