表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/24

エピローグ《もう寂しくないね》

 『ロボット娘』だとか『アンドロイド娘』も俺は大好きだ! つまりは女性型ロボットの事だが、見た目が人間と変わらないタイプはもちろん、見るからにロボットなタイプも好き、というか、むしろメカメカしい方が良いくらいだね! 人間部分とメカ部分が半々なタイプも、そう、半人のモン娘に通じる部分があって魅力的だ!

 『見るからにロボ』タイプのロボット娘にも『武装してゴツゴツ』しているパターンと『女性的でツルツル』しているパターンがある。これはもう好みの問題だが、俺はツルツルしてる方が好き! 無機質なメカでありながら、女の子の柔らかさを秘めた光沢あるボディなんて、もう!

 ロボットモノといえば、やはり感情の有無が重要だろう。『いやお前人間だろ!』レベルの人工知能を持ったロボ娘から、初歩的なプログラムだけで動くロボ娘まで、ぶっちゃけ可愛いけりゃ何でもアリです! スタイルの良いマネキンとかもね!


◆   ◆


「で、何でそんな話をした?」

「いやー、噂してればロボ娘と会えるかなーって。ほら、今って未来じゃないですか? 未来人が作った高性能ロボ娘とか欲しいじゃないですか!」

「……あぁ、うん」

 くっ、この話題でも引かれるとは……!

 女王in俺は現在、相変わらずジャングルを散策中である。超高エネルギー体であるらしい女王のお陰で、食事も睡眠も必要なく、疲れも知らずに動けるのはありがたい。

「あっ、それじゃ、俺がケンタウロス娘のお尻が好きって話はしましたっけ?」

「聞きたくないですー」

 そんな無駄話を繰り返し、俺は歩き続けている。ふむ、いくら時間が有り余っているからといって、無駄話ばかりも勿体ないか。だったら。

「……それじゃあ俺、女王の話、聞きたいです」

「……我の話か」

 浦島太郎状態の俺の、唯一の知人。いやもう、友人や家族どころか、もはや俺自身と言ってもいい女王。彼女の過去の話を、俺は知りたい。


◆   ◆


 昔むかしの大昔、滅び逝く世界に、一人の女の子が取り残されておりました。

「独りは嫌だよぉ」

 女の子は友達を探してさ迷います。やがて女の子は、蛇に良く似た少女と出会いました。

「あなたも独りなの?」

「ううん、もう独りじゃないよ」

 女の子と蛇の少女は、二人で世界をさ迷います。そして今度は、鳥のような翼を持つ少女と出会いました。

「私も、いっしょにいて良い?」

「もちろんだよ!」

 女の子と少女達は、その後も世界をさ迷い続けました。そして、馬に似た少女や魚に似た少女、たくさんの友達と出会いました。

「もう寂しくないね」

 一度は生を諦めた女の子と少女達でしたが、たくさんの友達と出会い、また生きたいと思えました。

 しかし、その時はやってきてしまいます。

 最初の日、女の子の命が消えかけた時、蛇の少女が言いました。

「私の命をあげる」

 二番目の日、女の子の命が消えかけた時、鳥の少女が言いました。

「私の命を使って」

 三番目の日、女の子の命が消えかけた時、馬の少女が言いました。

「私の命を託す」

 四番目の日も五番目の日も、少女達は女の子の為に命を差し出しました。女の子に生きてほしかったから。

 六番目の日が過ぎ七番目の日が終わると、新しい世界が始まりました。けれど、女の子はまた独りになってしまいました。

「ううん、違うよ、独りなんかじゃない。この命は、みんなの命だから」

 大洪水を生き延びて『世界以外』となった女の子は、その『箱』の中で長い眠りに付きました−−。


◆   ◆


「みたいなエピソードあります?」

「……な、無いっ!」


エピローグ:おわり

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ