表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

数じゃなくて、つながり

作者: ごはん

リナは毎日スマホをのぞき込んでいた。

友達の投稿にはたくさん「いいね」がついているのに、自分の投稿にはほとんど何もつかない。

「やっぱり、私って評価されてないのかな…」


そんなある日、リナは絵を描いている教室で、クラスメイトのユウに声をかけられた。

「リナ、この絵すごくいいね。色の使い方、面白い!」

リナは驚いた。数字じゃなくても、心から褒めてくれる人がいた。

「ありがとう…ユウ、見てくれて嬉しい」


それからリナは、自分の投稿を「いいね」のためにするのをやめた。

絵を描くのは、自分が楽しいから。友達と笑い合うのは、心が温かくなるから。


ある日、休み時間に教室でみんなの前にリナの絵が並んだ。

「リナ、一緒に描こうよ!」と、何人かが手を差し伸べてくれた。

数字の評価はつかない。でも、笑い声と手のぬくもりが、リナにとっての本当の「いいね」になった。


リナは気づいた。友情は評価じゃない。心でつながった人の存在こそ、孤立しないための本当の支えになるんだ、と。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ