5月29日 打ち合わせ
打ち合わせはどんどん進んでいく。聖徳高校は、昔の学校そんな感じだった。全てが新しい淮南とは大きく異なった。けど、こういうのもアリかなってなんとなく思っていた。聖徳高校の生徒会は、全員で5名みたいだ。土井、篠木、寺崎、若林、二宮。みんなのことは、ほとんど知らなかった。薄暗い生徒会室に、生徒会の役員たちが話していることもあってか、どこか重苦しい空気が漂い、張り詰めた緊張感が部屋を支配していた。
篠木「もし、これで問題なければ決定しましょうか?」
BIG3の篠木がまとめた。
篠木「じゃあ、これでいいですね」
篠木がまとめようとしたその時、私は手を挙げていた。
私 「一つ質問です。来年からの開催場所は、勝った方でするという話がありましたがそれは本当ですか?」
突っかかるように篠木に質問をする。
篠木「決定ではないけど、そういうのがあってもいいんじゃないかという意見が出ました」
まったく表情は変えず、私に返答をした。
私 「聖淮戦は、あくまでも行事であって、勝ったか負けたかは重要ではないんじゃないですか?」
すると、篠木の横にいた土井が立ち上がった。
土井「ただ、それがないと勝ち負けの意味もないですし」
私 「私は、篠木さんに聞いてるんですけど」
ご指名され、すぐに私の方を見つめた。
篠木「何が言いたいの?私たちが来年の開催場所は、淮南高校でと言えばそれでいいということですか?」
鋭い目つきに私は動じなかった。
私 「ハハハハ。面白いね、篠木さん。まぁ、いいや。この話は、聖淮戦が終わった頃でも大丈夫です。私たちは、当日朝の8時頃に来させていただくように生徒に伝達します。大丈夫ですか?」
視線を逸らした後、再び篠木の方を見つめた。
篠木「はい。それでお願いします」
私の言っていることが正しいとは思わない。ただ、開催場所が変わると言うのは、あまり納得できない。聖淮戦って、お互いの高校に交流することが一番いいんじゃないかと思っていた。
私 「本日は、お忙しい中、時間をとっていただきありがとうございました」
土井「こちらこそ、ありがとうございました。では、次17日にお待ちしてます」
私たちは、立ち上がり礼をして、教室から出て行く。聖淮戦で、淮南高校が勝てるかはわからない。それでも、勝って終わりたいというのが本音だった。