5月25日 掃除
私たちは、端に机をよせ、ホウキではいていく。普段、掃除していないこともあり埃っぽい粒子が空気中に舞い上がる。静かな教室を漂っている。私たちが、ほうきが床をこすっておりかすかな音が響いている。結は、奥で掃除機をかけているみたいだった。私は、窓を開け新鮮な空気と陽光が教室に入れていく。それにしても、掃除もめんどくさいな。意外と。私は、ゆっくりと結に近づいていく。真面目に掃除をしていた結は、私に気がついたみたいだ。
藤原「昨日は、ありがとうね」
私 「何が?」
私は、生徒会室を掃除しながら、昨日のことを思い出した。
藤原「会議だよ」
私 「あー。部活のやつね」
藤原「うん」
昨日のことは、すっかり忘れていた。いろんなことを思い出しながら、"聖淮戦"はどうなるのかと考えていた。
私 「私は、生徒会長だから当たり前だよ」
藤原「優しいね」
優しいのかどうかはわからない。けど、昨日のは、藤原にとって大変すぎる。
私 「そんなことないよ。結も大変だね」
藤原「まぁ、あんなにみんなに攻撃されると困るよね」
肯定も否定もしなかった。
私 「何が一番困った?」
藤原「やっぱり、首藤かな」
昨日の首藤の発言は、私でも驚いてしまった。わざとじゃないけど、首藤とかに言われると傷ついてしまうことも多い。
私 「あー。だいぶ喧嘩腰だったしね」
藤原「いつもあんな感じじゃないのにね」
いつもがどんな感じか知らないから、なんとも言えないけど、とにかく平和に会議を過ごしたかったのが私たち生徒会側の考えだった。
私 「結は、怒ること言ってないよ」
藤原「そうかな?」
私 「うん。何も悪くないよ」
けど、部活側の人たちが言っていることもない。問題は、お金がない学校側の問題だと思う。公立高校だから仕方がないと思うけど、こんなんだと問題がこれからも解決されない気がする。
藤原「でも、藤森くんには助かったよ」
私 「そうなの?」
付き合っているから、肯定はできなかった。
藤原「うん。ありがとう伝えといて」
私 「フフフ。わかったよ」
藤森と私が付き合っているのは、結は知っていた。けど、マネージャーとエースの付き合っていいのかは少し疑問だった。私は、自分の人生がどういう結末を迎えるのか気になっていた。