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日常で世界を変える(南坂編)  作者: mei


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7月7日 聖淮戦(休憩)

 今日は七夕かぁ。何を願おうかな?私は、何を願うことが正解なのかわからなくなっていた。


 ー6月19日ー


 春助は、チームのみんなに声をかけて休憩となった。前半を振り返ってみると、春助の2得点はあったものの、それ以上の得点をあげることができなかった。一方、聖徳高校には、工藤と沢田が1点ずつ。決めるべき選手がきっちり決めるという展開だった。10分間しかハーフタイムがないということもあり、みんな飲み物を飲みながら後半に向けて気合いを入れているようだった。


 私 「お疲れ様」

 春助「ありがとう」


 私が差し出したタオルを首にかけながら、何かを考えていた。


 私 「どう?勝てそう?」

 春助「ああ。心配してないよ」


 この春助の発言は本当にそう思っているのか?それとも


 私 「そっかぁ。よかった」

 春助「俺たちが負けるわけないだろう?」


 たしかに春助の顔を見ると、いつものように自信に満ち溢れた顔だった。


 私 「選手交代するの?」

 春助「今は、する予定ないよ」

 私 「そうなんだ」

 春助「してほしかったのか?」

 私 「いや、そうじゃないけど」

 

 春助は、首にかけていたタオルをベンチの上に置き立ち上がった。


 春助「大丈夫。心配すんな、ちゃんとやれるよ」

 私 「聖徳高校は、なんであんなに交代するの?」

 春助「たぶん、まだチームとして完成してないんだろ?」

 私 「どういうこと?」


 春助の言っている意味がわからなかった。春助は、スパイクを脱ぎ、中の砂を落とし再び履き始めた。


 春助「そのままだよ」

 私 「ん?」


 よくわからない私を見つめて再び話し始めた。


 春助「俺たちは、チームとしての完成度が高いのに対して、アイツらは個の力が優れてるんだよ。だから、選手が変わったから急激的に弱くなるということはないと思うよ」


 個の力かぁ。


 私 「勝てそうなの?」

 春助「そりゃあ、勝たないと」

 私 「後半は、みんなバテないの?」

 春助「バテると思うよ。だから、バテた時に考えるよ」


 そういうことかぁ。すると、休憩時間も残りわずかとなっていた。審判が何やら、こっちの方に来る。そして、伝票のようなモノを渡す。春助から、それが聖徳高校の選手変更のメンバー表であることが告げられる。どうやら、早くもエース沢田を下げるみたいだ。ますます、後半の戦いが大事になってくるな。


  【聖徳高校フォーメーション】

         宝来(FW)


中沢(MF)   山﨑(FW)   井川(FW)


    唐沢(MF)   古山(MF)


富山(DF) 相田(DF) 羽川(DF)今田(DF)


          川上(GK)


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