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日常で世界を変える(南坂編)  作者: mei


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7月4日 聖淮戦(攻守)

 私は、みんなにどのようにして伝えるか迷っていた。副会長の藤原結、書記の夏目満喜、会計の藤田有希子、会長秘書の涌井世那。一斉に伝えると、必ず異なった解釈になることはわかっていた。それでも、人生で最後となる体育祭がみんなの思い出に残るためにこれまでとは変わったことをする。もし、私がいなくなった頃に私のやろうとしていたことの意味がみんなに伝わればいいな。批判覚悟で話すことにしたのだった。


 ー6月19日ー


 前半36分。もう、前半戦も残り9分となり、だいぶ時間はなくなっていふ。ボールは、淮南高校のキーパーである島崎がボールを蹴っていた。近くの選手にボールを繋いでく。このまま、2対1のまま後半戦に向かいたいだろうな。春助は、大きな声をだしボールを要求している。問題は、春助にボールが繋がるかどうか。徐々に春助の方にマークがよっている。ここまで、マークが厳しいとボールは回ってこないだろう。どうするんだろうか?みんな、春助にボールを渡さないように指示を出されている。これは、そのまま渡さない方がいいだろう。

 すると、春助ではなく、玉波へとボールが渡る。逆手にとられたみたいだ。フリーになった玉波は、さらに前へとボールを押し進める。聖徳高校の選手の名前が叫ばれる。フリーになった玉波を止めようと選手が近づく。すると、玉波がキープしていたボールはこぼれ落ち、聖徳高校の選手がボールを奪ったのだった。もうちょっとだったのにな。今度は、聖徳高校のボールとなる。サッカーって攻守の切り替えが早い印象を受ける。さっきまで攻めていたと思うと、すぐに守りなる。野球みたいに展開が変わりやすいのは、飽き性の私にとってはありがたい。

 ボールは、聖徳高校のキャプテンマークを巻いた唐沢に渡っていた。前から疑問だったけど、聖徳高校のキャプテンは、沢田ではないのか?見た感じキャプテンという風には見えない。唐沢、中沢、唐沢とボールをお互い回している。チャンスを伺っている。すると、唐沢は逆サイドにいた選手へとボールを蹴ったのだ。時刻は、前半39分。後もう少し。みんなディフェンスよりになっているのか後ろに引いて守っている。1点リードして後半戦を迎えたいという思いなのか?それが逆手にとられなければいいが。ヤバい、フリーだ。私の横にいたサッカー部である勝地の声が聞こえてくる。ボールは、ワンタッチで繋ぎ、すぐさまエースの沢田へとおくられたのだ。

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