表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
39/40

6月28日 聖淮戦(開始)

 昨日の体育祭の打ち合わせは、夏休みに入るまでに何をするかというスケジュール確認だった。私は、生徒会長として各クラスの応援団長たちとどのような順番や出し物をするのかについて話をしなければならなかった。相変わらず、めんどくさい。聖淮戦と同じように、部活動のキャプテンたちが出てくるんじゃないかと考えていた。まぁ、体育祭の頃には引退しており、少しは大人しくしてくれるんじゃないかと淡い期待もあったのだ。


 ー6月19日ー


 聖徳高校と淮南高校の試合がいよいよ始まる。"聖淮戦"の最初ということもあり、多くの人たちが見守っていた。ベンチから見るサッカーコートは、とてもキレイだった。開会式が終わると、準備を他の生徒会員に任せて、このサッカーコートに来たのだった。


 春助「とりあえず、さっきの戦術でいこうか」


 円陣になり、春助の話に耳を傾ける。


 春助「もし、困ったら俺にあずけてくれ。俺が何とかするから」

 林 「やるなぁ」

 春助「まかせろ、キャプテンだからな」


 春助の回答とともに、玉波が大きな声をあげ一斉に盛り上がりを見せた。ここから、どうなるかはわからない。ただ、私たちにとっては最後の"聖淮戦"だから勝ちたいという想いはみんなから伝わっていた。


 春助「よっしゃあ、いこうか」

 

 春助の声とともに、整列のホイッスルが鳴ひ響く。キャプテンマークを腕につけた春助は、中央に走り出す。春助の近くには、玉波、山根が。ピッチに立った春助は、玉波は後ろを指差しながら何かを話しかけていた。その話を聞いた玉波は、勢野のポジションなのか右手で位置を変えるように指示を出す。対する聖徳高校は、沢田、宝来、工藤の有名人たちがピッチに構える。たしかに、彼らはどこかオーラが違う。それは、外から見ていた私でもわかった。審判のホイッスルで試合が始まったのだ。


 【聖徳高校】   【淮南高校】

  沢田亮二  FW 藤森春助

  中沢初登  FW 玉波祐介

  宝来海斗  FW 山根夢

  辰巳慎之介 MF 狩野肇

  工藤明弥  MF 佐藤勇輝

  唐沢悠太  MF 勢野慎吾

  原田透   DF 加藤尚矢

  野木斗真  DF 笠間治

  富山琉   DF 長尾優弥

  相田成都  DF 林真威人

  川上郡   GW 島崎高麗

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ