6月23日 聖淮戦(成立)
昨日の痛みは、一日寝ていると治っていた。なんだったんだろうか?19日の時も同じようなことがあった。まぁ、気にしても仕方がないしな。病院受診時に聞いてみることにした。
ー6月19日ー
篠木「なんで知ってるのよ?」
そりゃあ、理解できないだろうな。私たちは、あの日直接話していたわけじゃないし。
私 「私もあの時いたし、裏の情報知ってるのよ」
篠木「裏の情報?」
最も篠木が知るべき必要がある情報だった。
私 「うん。だから、あの時の真相は全てしってるの」
篠木「なにそれ?」
納得できない。そんな表情だろうか?うっ、、、、。全身に電気のような痛みが走った。
私 「まぁ、知りたくないなら私はいいけど」
大丈夫。大丈夫。私は、自分に言い聞かせるように話し続けた。
篠木「知りたくないとかそういうのじゃないけど」
私 「どうするの?」
篠木「何が?」
ここで判断を委ねることにした。ここまで言ってダメなら仕方がない。
私 「もし、話聞きたいんだったら連絡してきて」
篠木「わかった」
私 「じゃあ、私は行くわ」
さっきの痛みはすぐに消えた。なんだったんだろうか?
篠木「誰だったら、連絡先知ってるの?」
私 「終わった後に閉会式あるから、その時に私のところに来て」
篠木「わかった」
話しこんでいる間に、既に生徒会のメンバーが少し離れたところにいることに気がついた。篠木は、去っていき、私は生徒会のメンバーのところに行く。結、夏目、涌井、藤田、涌井と全員揃っている。
私 「ごめんね、遅くなって」
結 「大丈夫だよ。それよりさっきの人って、、、」
私 「うん。篠木だよ」
生徒会のメンバーからすれば、恐れ多い人のようだった。
私 「じゃあ、さっそく体育館に行こっか」
結 「そうだね」
聖徳高校の体育館は初めて入る。どんな感じなのだろうか?体育館の扉は、既に開いている。まるで、私たちに入っていいと言わんばかり。朝の体育館は、息を潜めたように静かだった。正直言えば、淮南高校の体育館よりも狭い。夏場ということもあり、天井のファンが低く回っている。もう既に、誰かいるのだろうか?私の視界には、誰もいない。おはようございます!!遠くから大きな声が聞こえる。誰だろうか?舞台袖から、聖徳高校の女性が顔を出していた。




