6月3日 意外
私 「そんな気になる?」
尾川「まぁ、どんな感じかは気になるね」
この前私が行った聖徳高校が気になっているみたいだった。
私 「意外だよ、それは」
尾川「どうして?」
聞き返されても困る。
私 「もっと周りのことも気にしないかと思っていた」
尾川「そんなことないよ。私がこれ以上人気になったら困るでしょ?」
聖徳高校の人たちも尾川のことは知っているのかな?
私 「何よそれ、よくわからないよ」
尾川「そう?私もBIG3に会ってみたいしね」
私 「ふーん」
BIG3に対抗意識があるのか?
尾川「私も委員会に入れないの?」
私 「入れないよ。普通の生徒会に入ってないのに」
尾川「えー。じゃあ、萌音が何とかしてよ」
また、余計なことを。
私 「なんでよ」
尾川「だって、萌音の力があればいけるでしょ」
私 「まぁね」
尾川「否定しないのね」
思わず笑ってしまった。ただ、それくらいのことは私であればできる。
私 「まぁ、いいけど」
尾川「じゃあ、なんとかしといて」
私 「でも、入るんだったらちゃんとしてよ?」
中途半端なカタチで入るのは私が許せない。
尾川「わかってるよ」
私 「何してくれるの?」
尾川「なんでもするよ?」
私 「どうしよっかな、、、、」
どうせしてもらうなら、私たち生徒会ではできないことをしてほしいな。そうなったら、やっぱりこの前のサポートメンバーの強化だな。この前みたいなことをされたら、生徒会のみんなもビビってしまう。
尾川「何かある?」
私 「この前、部活に出る人集めたら相当モメてさ」
尾川「へぇー。そんな大変だったの?」
私 「大変だったんだよ」
たぶん、生徒会のみんなはとても大変だと思うし、あの主将たちには会いたくないだろうとおもっているはずあ。そこに、尾川がいたら安心だろう。
尾川「どうするの?」
私 「明日、2回目のミーティングがあるから、そこでバシッと言ってよ」
尾川「いいね、そう言うの。私が強く言うよ!」
たしかに、強く言ってくれそうな感じはあった。
私 「頼むよ、尾川が言ってくれたらみんなも従ってくれると思うし」
尾川「そうだといいんだけど」
私 「次のミーティングが明後日だから、そこに来てよ」
尾川「わかったよ。任しといて」
相当自信があるみたいだ。




