謎の伏線回収
さぁ!問題も無事解決してピクニックの再開です♪
リズは少し可哀想ですけど、今度また一緒に来る事にしましょう。
「あの・・・僕はどうすれば・・・」
・・・誰ぇ??
何やら粘液まみれで馬と一緒に横たわる・・・少年?少女?
「神龍が吐き出した人と馬だな」
ラックは相変わらず、冷静ですね。
お話を聴くと、トールの部隊にいた騎士でソボックへ避難する様にと伝えるべく早馬を出し伝令に向かった所を神龍に食べられた様です。若い騎士の様で小柄な青年。
しかし神龍は殺すつもりはなかったのかも知れませんねぇ、生きてらっしゃいますし。
「貴方は何も見ていないし、聞いていません♪オッケー?」
神竜の件や私達の事を聞かれていた可能性があります。
釘を刺して置きましょう♪
「オッケーな訳ないのニャ」
あ、いつものラトに戻ったんですね。
「え・・・この竜は一体・・・それに貴方達は・・・というか猫がシャベッタァァァ!?」
なんでそこに一番驚くのでしょうか?他にも色々あるでしょうに・・・。
仕方がないので一通り説明してそのままピクニックに連れて行く事になりました。
ピクニックは強行します。最優先事項です!
「涎まみれで気持ち悪い・・・臭い・・・」
なんでしょう?この庇護欲を駆り立てられる生き物は?
加護はある様なので十五歳以上なのでしょうけど、とても小柄で私より背が低いです。顔が、なんというか・・・女の子みたいでとても華奢です。
騎士には見えませんねぇ。名前はレモと言うらしい。
とりあえず一人でソボックに向かわせる訳にもいきませんので一緒にピクニックに行く事になってしまいましたが、また保護対象が増えた気が・・・。嫌な予感しかしません。どうせこの子も、あれなんでしょ?魔王の子供とかなんでしょ?
「僕は馬の扱いに長けた伝令役で、トールさんに憧れてついてきたんです。
でも真っ先に逃げる様に言われてソボックの街へ向かわされました」
そこを食べられたんですね。
「とりあえず、キレイにしましょうかね」
適当に池を作り水浴びと洗濯をさせて、服を貸してあげました。
なんで私の服が丁度いいサイズなんですかね?痩せ過ぎでは?
「おい。なにをちょっと穴掘る感覚で聖域をつくってるのニャ・・・」
聖域?なんのことです?穴開けて水を注いだだけですが?
「あんな生命力まみれの水で満たしたら、そりゃ聖域になるのニャ」
直径五メートル、深さ腰ほどの池はどうやら聖域らしいです。
なんと、汚れを自浄する効果が付いてしまいました。
植物で目隠しを設置し覗き防止処置をして、私達も順番に水浴びをする事に。
まぁ、このメンバーで覗く人もいないでしょうけど。
水浴びを終えた後、ピクニックを再開した訳ですが・・・
エビちゃんから滲み出る色気よ・・・。そして、レモからも・・・。あれ?
私・・・女子力低すぎ!?
衝撃の事実。
ラックよりは・・・大丈夫なはず・・・。
あ・・・でもラックのパン美味しいし・・・料理上手と言えるかも・・・。
清潔感もありますし、割とキッチリしています・・・。
しかし、レモの色気と言うか可愛さが異常です。
庇護欲と言うかなんと言うか・・・こう・・・
ん〜、あっ!?
ここで、私はピンッときました!
気付いてしまいました・・・。
やっぱり、引かれ合うのでは・・・?
「ラック、レモを鑑定!ア〜ンド報告どうぞ♪」
私はやけくそになって、端的にラックを促します。
「ん?いいのか?あまり人を鑑定するなと言っていた気がするが・・・まぁ、ピュアが言うのだから大丈夫だな。えっと、あ〜この事か。武神様に呪われてて美神様の加護【凄強】を持ってるな・・・呪いはやっぱり引かれ合うんじゃないのか?」
ですよねぇ〜♪
「これで五人目ですかぁ・・・後一人でコンプリートですねぇ。残りは食神様ですか?」
もうこの際、集まってしまった方が安心な気すらしてきましたよ。
「ん?アオイは食神様に呪われてるぞ?」
え・・・?アオイって誰でしたっけ?あ、ヤバイ国の第一王女のお付きの人でシャケ冒険者トリオの青髪シーフでしたっけ・・・。
・・・
揃ってたぁあああああ!?
コンプリートです!ミッションコンプリートです!!
あれですか?龍が出てきて願い事を叶えてくれるんですか!?
あれは7個でしたかね。
ん?
・・・
目の前に竜がいましたとさ・・・。
ないわぁ・・・。
「あと、レモは魔人族なんだな」
魔王ルートもありそうだニャァ!!?




