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【おまけ】神々悩みⅡ

「ラフィ〜!助けて!!」


 死神のセズは生命神のラフィに助けを求めていた。


「どうしたのよ?私を頼るなんて珍しいわね」


 聖属性と闇属性は反属性である。その為、生命神と死神は一般に不仲と思われているが実はそうでもない。ただ、お互いの加護が反発し合うだけなのだ。


「トラネコが作った七つの神像って知ってる?」


「そりゃ知ってるわよ」


「あれの死神像に、狂った様に治癒ヒールを唱えまくってる子がいるのよ・・・」


「え・・・何でそんなに恨まれてるの?その子、呪われるわよ?」


「それが、全部分かった上でやってるっぽいのよ。呪われたがってるの。

 反属性のカラクリに気づいちゃったみたいで・・・」


「へぇ〜なかなか鋭い子の様ね。でも別にヒールくらいなら大丈夫じゃない?」


「それがこの子のヒール、超痛いのよ・・・『神に仇なすもの』も持ってるし・・・」


「あらまぁ・・・どれどれ。うわぁ、私との親和性抜群ね。それに加護増幅貢献ポイント稼ぎまくってるし・・・この子の願い、叶うかもね」


「悪魔の呪いの解呪くらいならやってのけそうね。アイタッ!もうっ!このヒール痛いのよぉ!」


「トラネコの神像とは言え、ダメージ通るとか相当ね・・・」


「勘弁してほしいわよ・・・」


・・・


ー四年後ー


「うぅ〜・・・イタイよぉ・・・」


 セズは涙目になりながらラフィの所に訪れる。


「え?例の子供のヒール?」


「そうなのよ・・・四年間ずっとよ?しかも日に日に強力になってるし・・・」


「うわぁ、ヒールの修練度がカンストして、メガヒールになってるわね・・・」


「そうなのよ!超痛いの・・・毎日よ?」


「調べたんだけど、あの子の呪い。上級悪魔の呪いみたいで、これだけ頑張っても無理かもしれないの・・・。何とかしてあげたいんだけどシステム以上の事は出来ないし」


「えぇ!?これだけ頑張ってるのに・・・可哀想に・・・ってイタぁ!!」


 一際、大きな痛みがセズを襲う。


『ビシッ!!』


 死神像にヒビが入る。


『メガヒール!!』


 ヤケクソの様なピュアの詠唱がこだまする。


「いたぁい!!」


 セズの悲鳴が上がる。


『バシッ!ガラガラガラ!!』


 その瞬間、死神像が崩れ落ちた。


「「砕けたぁぁああああ!?」」


・・・


「ま・・・まぁ、これで、もう痛い思いしないで済みそうね・・・」


「神の呪いは、多分・・・この子、長く生きられないでしょうね・・・。でも皮肉な話、彼女の目的はこれで達成されるかも・・・」


 この数日後、十五歳になったピュアは過去最強の生命神の加護を得た。

 そして、加護によって習得した完全解呪パーフェクトディスペルによって五人の子供の呪いを解く目的を達成した。死神の呪いによって余命三年以下になる代償を経て・・・。



 そして一年以上の歳月が流れた。

 


「そう言えば、あの子どうしてる?」


「んー色々と頑張ってるみたいだけど、何も打開策はないみたいね」


・・・


「何このメンバー・・・四人もれなく呪われてるんですけど?」


・・・


「え!?あれって本物のしんパンじゃない!?しかも最大加護の!!」


 ピュアが神パンを頬張り生命力が全回復する姿を見守る二人。


「「奇跡ミラクルキターーーーーー!!」」


 二人は手を取り合って喜んだそうだ。



 実は、生命神ラフィと死神セズは・・・とても仲がいい。

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