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ペンは剣よりも・・・

 私は渋々、嫌々、泣く泣く、男に声をかけました。

 それは、もう、とても、凄く、嫌だったけど声をかけたのです。


 だって、ギルドの前にいるし・・・

 私はギルドに行かないといけないし・・・

 目があっちゃったし・・・


「あの・・・どうしたんですか?」


 保証人になって欲しいんですよね。知ってます。


「おぉ・・・貴方は女神か・・・?」


 いいえ、道具屋です。


 もう、どう考えても嫌な予感しかしないのです。

 しかし、とりあえず事情を聞いてみようと思ったのです。


 もしかしたら、ギルドに恩を売れるかもしれませんし・・・

なんて思っていた時が私にもありました。


「何か特殊な事情がおありなんですか?」


 不覚にも関わってしまった私は、深く関わらない為に早々に本題に入ります。

 好奇心は猫をも殺す。余計な情報は、ノーサンキューなのです。


「実は、冒険者ギルドに登録したいのだが・・・」


 やはり、そうですか。予想通りです。


「俺はペンが持てないんだ」


 ・・・


 それは、さすがに予想外です・・・。

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