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エビちゃんの過去

 彼の両親は幼い頃に内乱で亡くなったそうです。

 彼は隣国の小国『ウツクシス』に生まれました。


 その国は荒れていた。

 我儘放題、やりたい放題の王妃『ビマジョ』によって支配されていたのです。


 ビマジョは魅了の魔法を使い国民を支配していた。

 厳密には有力者を魅了で支配し、意のままに国を操っていたのです。

 悪政の末、国は日に日に衰えていく。しかし、ビマジョの豪遊は止まらない。国民は飢え、国は荒れ、多くの人々が亡くなった。


 エビちゃんの両親もそうでした。

 

「死んじゃったんだZE♪」


 とか言われても反応に困りました。


 そして、彼はレジスタンスに拾われました。

 拾ったのはレジスタンスのリーダー『イケナイ』。イケナイはエビちゃんを大切に育てました。


 レジスタンスと、ビマジョの戦いは苛烈を極めました。

 ネックになるのはビマジョの魅了魔法です。その魔法を支えていたのは、美神像でした。ビマジョが手に入れた他に類を見ない強力な神像。それが、レジスタンス軍を苦しめます。


 加護を受けた十五歳を超える大人は、その加護によって神像を破壊する事が出来ません。加護を持たない子供も通常では強力な加護を持つ神像を破壊する事が出来きない。

 しかし、エビちゃんは『神に仇なすもの』というスキルを得ていました。

 それは、強い神への恨みや神に仇なす行為によって得られるのだと言われています。


「俺も持ってるぞ?武神像を殴ってたらくれた」


 とかラックさんがほざいてましたが無視しました。


 美神像の力によって得た力でエビちゃんの親を殺したビマジョ。エビちゃんが美神様を恨むのも仕方のない事だったのかもしれません。


 イケナイは、最後の最後までエビちゃんが美神像を破壊する任務に着くのを拒みました。

 それでも、エビちゃんは反対を押し切り、美神像破壊の任務に着きました。そして、実行しました。


「壊しちゃったんだZE♪」


 とか言われても反応に困りました。


 それによってイケナイは無事ビマジョを倒し、イケナイは王になりました。そして、エビちゃんはと言うと・・・


「呪われた俺様が国に残ってもいい事はなかったんだZE!」


 とか言われても反応に困りました。


 隣国に流れソボックで冒険者として、このギルドに根を下ろしたのです。この街の領主はとても素晴らしい人です。

 私達の事も受け入れてくれた。元を辿れば、この街は獣人族の差別に意を唱えて独立した街ですし。

 

 彼は元々、とても戦闘に優れており冒険者として自力で生計を立てました。語られざる英雄である彼は国からの褒章を全て国の復興に投げ捨てました。


 呪いは、彼を苦しめました。美神様の呪いは、格好いい事をすると能力低下デバフを容赦なくお見舞いします。彼は全力でダサくなります。強くある為に。

 格好いい言動すら彼にデバフを与えました。彼はクレイジーな喋りをします。


 そんな過酷な状況下でも、彼はAランク冒険者まで上り詰めたのです。それは、想像を絶する過酷な道のりだったはずです。そして彼は、新人冒険者の命を心配する・・・お人好しなお人です。


「これが俺の生きてきた道だ。俺は微塵も後悔していない。沢山の人が救われた。俺は幸せ者だ」


 そう語った彼を私は、誰よりも格好良いと思いました。


「あ、本当だ。デバフがかかったな」


 格好良いセリフのせいでデバフが入ったらしいです。

 ラックさんが無慈悲に告げました。

 さすが、空気を読めない人ですね。


・・・


 ん?あれ?なんでラックさん、そんな事分かるんです?

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