解決です♪
事情を把握した私は、迅速かつクレバーに次の行動を起こします。
「なるほど、事情は理解しました。では受付に向かいましょう」
「保証人になってくれるのか!すまない」
私はにこやかに彼と共に受付へ向かいます。
冒険者ギルドの受付は、いつもの様に胸に脂肪をたっぷり蓄えたムチムチの無知なリズだ。
彼女とは犬猿の仲である。
半分は、ただの嫉妬ですけどね・・・私は冒険者ギルドの受付にも憧れていた・・・。
「話はここまで聞こえてましたよ。彼の代筆、貴方がするの?言っとくけど、いくら貴方がギルドの身内とも言える道具屋の従業員だからって規則は規則ですよ?」
盗み聞きは良くないと思います。まぁ、彼の声はそこそこ大きかったので仕方ありませんが・・・。保証人になると様々な責任が生まれます。彼が問題を起こせば私にも責任が及ぶのです。
彼女はもしかしたら心配して言っているのかもしれませんね。分かりませんけど。
「知ってますよ」
彼の事情は聞きました。確かに悪い人ではない様ですし、理由もハッキリしました。
「さっき途中まで書類作ったので後は本人か保証人が名前を書くだけですけど」
彼は私と会う前に一度リズと話し、ペンが持てないと告げ保証人を求められた様です。リズが書面を机の上、彼の前に差し出した。
「ラックさん、さっきの謎筒を短めに一番使いやすいサイズにして貰っていいです?」
サインは本人の直筆であれば、多少汚くても認められます。
私は、ポーチから手頃な紐を取り出し、そして手のひらサイズの細い筒状に縮めた謎筒に、ペンを括り付けた。
これで万事、解決です♪




