彼女の名前は…
遅くなってすみません。
次からはもうちょっと早くしたいと思います。
気が付くと俺は知らない部屋にいた。どうやらベッドに寝かされていたらしい。
今何時だ?俺は周りを見回してみたが周りにはカーテンが掛かっていて何もわからない。
俺はとりあえずベッドから出ようと思い、布団をどかしてみたらそこにはショートヘアーの小柄な女の子がいた。
って…ぎゃあああ!!ちょっと待て!!何故彼女がここにいる?てか何故俺と同じベッドで寝ている?
俺はどうすれば良い?やっぱこの場から立ち去るか?それともこのまま彼女の横で彼女が起きるまで狸寝入りでもするか?どうする俺!!
「うっ…う~ん…」
ヤベッ!!起きる!!
「井上君オハヨー。」
「あ…あぁ。おはよう…」
何故だっ!?何故彼女はこんなにもリアクションが薄い?
「井上君が先生のチョーク喰らって倒れちゃったから心配したんだよ。」
「あ…ありがとう…もう大丈夫だ。ところで今何時かわかるか?」
「本当に大丈夫?えっと…今は12時34分!お昼休みだよ!」
「そうか。ありがとう。」
「いえいえ。それじゃ私は先に教室に戻ってるね。」
「りょーかい。」
ふーっ…どうやら3時間以上寝ていたらしい。まあ午前の授業サボれたから良いか。
え?さっきの娘は誰かだって?彼女は芹沢葵。背は小さいが運動神経が普通の男子よりもよく、いつも笑顔でみんなに幸せを振り撒いている。勉強は…可哀相な成績だ。
ちなみに言っておくが俺は芹沢のことが好きだ!大好きだ!モロ好みだ!
…スマン。ちょっと興奮し過ぎた。これからは気をつける。
それじゃ教室に戻るか。そろそろ俺も教室に戻って飯喰わないと腹がもたないからな。
教室に着くと了が男子2人と先に飯を食っていた。
「遅いよカズ~!」
「それよりカズ君。おでこ大丈夫?」
「あぁ。大丈夫だ。」
「そんなことより一希が来たんだから早く喰おう。時間が無い。」
「待っててくれたのか。ありがとな。」
俺のことをカズ君と呼んだのは高嶺春樹。背も小さいし声も高い。髪はサラサラで肌は陶器のように白い。中性的な体つきで、そこら女子より女子に見える。しかもハルの親父さんはセレブが泊まるような高級ホテルである『高嶺ホテル』の社長さんだ。ハルの家…と言うか屋敷にはたくさんの執事さんやメイドさんがいるらしい。
そして俺のことを一希と呼び捨てにしたのが中野浩史。長身でインテリ系の眼鏡を掛け、学力は学年で1番と言う絵に描いたような天才だ。しかし残念なことにヒロはラノベやフィギュア、ギャルゲが大好きなオタクだ。俺も初めてそれを知った時はマジでビビったよ。
「まあ友達の紹介はこれくらいにして俺も飯喰うか…」
「お前は誰と話してるんだ?」
「気にするなよ了。このベーコン巻きいただき!」「あ!返せよカズ!」
「2人とも落ち着こうよ!」
「ベーコン巻きうまっ!!」
「あ~俺のベーコン巻きが…」
「お前ら黙って喰えやっ!!」
ヒロがキレた…まあいいや。ベーコン巻き旨かったし。
でも結局芹沢は何しに来たんだろ?
作者「今回から僕とカズで後書きを頑張って行こうと思います。」
一希「何を頑張るのかは知らないけど…みんなヨロシク!」
作者「ところでなんで芹沢が好きなの?」
一希「…」
作者「おーい」
一希「…」
作者「それではまた会いましょう。さよ~なら~」