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みちくさ

何日君再来

作者: 斎木伯彦

 晉、康侯用錫馬蕃庶、晝日三接。

 彖曰、晉、進也。明出地上、順而麗乎大明、柔進而上行。是以康侯錫馬蕃庶、晝日三接也。

 象曰、明出地上晉、君子以自昭明德。


 易経に記載されている『晉』卦の彖辞と象辞です。

 晉は「すすむ」意味を持ち、太陽が地上に顔を出し、周囲を照らす状況です。

 まさにこの卦の意味通り、安倍晋三氏が内閣総理大臣を勤めていた頃は暗中模索の我が国経済が一筋の光明を得たが如く上昇基調となり、明るい話題も多かったように思います。

 そのような安倍氏が兇弾に斃れたのは、一昨日の昼前でした。志半ばでの頓死はさぞや無念であったろうことは想像に難くありません。

 私は過日の中川昭一氏の逝去以来の衝撃を受けました。お二方に共通するのは、報道機関や特定集団によって形成された、悪意ある虚像です。

 中川昭一氏がリーマンショック直後の世界経済に与えた偉業は、国際社会では絶賛されましたが我が国では業績が隠され、仕組まれた酩酊会見で人格を否定されるような報道が相次ぎました。

 安倍晋三氏についても、真偽不明の噂話や悪意ある偏向報道によって実像が歪められ、国内では正当な評価を得ていたとは言えません。

 ですから、訃報に接した国際社会の対応について国民の多くは当惑を隠せませんでした。安倍晋三氏ほど、数多くの功績を遺した総理大臣はいません。それらを隠した報道機関の偏向報道と、真偽不明の悪意ある噂話を信じた実行犯が今回の兇行に及んだとすれば、報道機関と悪意ある特定集団による殺人教唆と言って過言ではないでしょう。

 安倍晋三氏は、いわれなき差別と悪意によって、その命を落としたのです。


 さて政治家の遺志を継ぐのは、我々有権者です。

 安倍晋三氏の政治信念は、国民の安全保障です。

 国際情勢は予断を許さない状況に追い込まれ、我が国の安全保障は風前の灯火です。

 ロシアによるウクライナ侵攻の状況は、敵基地攻撃を行わない専守防衛の惨状です。仮に、ウクライナ側がロシア軍の基地を攻撃していれば、あれほどまでに国土が荒廃することもなかったでしょう。

 ウクライナの現状は、軍事侵攻を受けた時の我が国の状況です。

 国土の荒廃を防ぎ、国民の安全保障を得るには、敵基地に対する予防的措置が必要不可欠です。その為には日本国憲法を改正するか、破棄して自主憲法を制定するしかありません。

 国際連合憲章にも明記されている通り、「全ての国は自衛の戦力を保持すること」が認められています。当然、国連加盟国である我が国も例外ではありません。

 今こそ、我々有権者は平和への決意を新たにし、断乎たる措置によって我々日本国民の生命、財産、自由を守り抜く方策を執る必要があります。国際情勢は待ったなしです。

 安倍晋三氏が安んじて永眠できるよう、残された我々日本国民が子々孫々に我が国を残す努力をせねばなりません。


 安倍晋三氏の政治的功績を抜粋して記載します。

・北朝鮮による拉致被害者の奪還と、国内居住の道筋を確立した(小泉純一郎内閣・官房副長官)


・規制緩和と構造改革


・平和外交「自由と繁栄の孤」


・安全保障政策の強化


・治安対策(組織犯罪処罰法)


・民主党が決定した消費税増税の二度の延期


 但し、弊害のある政策も実施しています。

・外国人の永住許可について、必要な居住年数を緩和

・外国人労働者の家族帯同を許可

・道州制の推進


 その他、功罪相半ばの政策もありますが、総じて我々日本国民の生命、財産、自由の維持を優先していることは疑いなき事実です。

 我々日本国民は、優秀な政治家を再び失った事実に、いつ気付くでしょうか?

 願わくば、多くの議員と有権者が安倍晋三氏の遺志を受け継いで我が国の発展と繁栄に尽力できますように。

 それが亡くなった安倍晋三氏に対する、最大の慰霊となるでしょう。

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― 新着の感想 ―
[一言] 失敗も色々あったけど、歴史に残すべき大宰相で有った事は賛同します。
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