第二話 「成すべき事」
すみません、短いです。
入学式を行う講堂についた闘覇たちは到着した。
闘覇が入ってすぐに目に入った部分だけでも優に三千人以上は入るほどに広く、そして天井も高く、全体的に広々としていた。
また二階と三階があり、そこにも座席があって座れるため、全てを合わせれば五千人以上も入るほどであった。
「二階と三階は関係者の方々が座る席ですので生徒たちは一階の席に座ってください。座る場所は自由ですので好きなところに座って、問題ありません」
教師の指示に従って生徒たちは一斉に散らばっていった。
生徒たちの座り方としては、一人で隅に座る人や、早速仲良くなった数人で固まって座るなど、いくつかの種類があった。
ちなみに闘覇は前者であり、目立たないように端っこの方の座席に座ることにした。
そして闘覇が座って数秒ほど経つと闘覇の席の近くに近づいてくる人物がいた。セルフィ・オーベルストンである。
「隣、座るわね」
セルフィはそう言うと闘覇の隣の席にやや乱暴に腰を下ろした。
「どうしたんだい、オーベルストンさん、話なら後ですると言ったはず——」
「その話し方、虫唾が走るから辞めて。それと私の呼び方はセルフィでいい。それに私がここに来たのはたまたま、それとも何?私が隣にいて何か困ることでもあるの?」
「いや、全く。別に君がいいならそれでいいんだ」
そう言って闘覇は話を終わらせるが、内心では、それでも隣に座ることはないんじゃない?と思っていた。しかしセルフィの様子を見て声に出すのはやめることにした。
一方のセルフィは隣に座った後もチラチラと闘覇の顔を見続けていた。
セルフィとしては気づかれないようにして見ていたが、闘覇からは丸わかりであった。
「何かな?」
「別に何もないわよ」
「さっきからずっとチラチラ見てて何もないってことはないだろ。なんか話したいことでも?」
「………何でもないわ」
セルフィはそう言うと闘覇とは反対側に顔を向けた。それを見て闘覇は少しやりすぎたかな、と思っていた。
(まぁ、彼女の過去を考えればこんな態度になるのもしょうがないかな。もう少し優しくしたほうがよかったな)
「お隣、座ってもよろしいかしら」
闘覇がセルフィに何かを言おうかどうか考えていると、不意に声をかけられた。
「ああ、アリシアさんとアーシャさんか、ええどうぞ」
「ありがとうございます。それでは失礼しますね」
「失礼致します」
そう言うとアリシアはセルフィとは反対側の闘覇の隣に、そしてアーシャはその隣に腰を下ろした。
「これから三年間よろしくお願いしますね。神崎闘覇さん。それと、私のことはアリシアとお呼びください。同じ学年なのですから。この学園では身分は一切関係ありませんからね。それとセルフィさんでしたよね。どうぞよろしくお願いします」
「私のこともアーシャとお呼びください。これからよろしくお願いいたします。神崎闘覇殿」
「うん。こちらこそよろしく、あっ……俺のことは闘覇と呼んで大丈夫です」
「そう、よろしく」
闘覇とアリシアとアーシャは、この学園で初めて知り合ったように振る舞うように前もって打ち合わせをしていたため、学園では初対面という体での対応となっていた。
そして暫くは4人で雑談を行った。
そしてしばらくしたころ。
(そろそろ、話を切り出してもいいかな?)
「そうだ、もしよかったら今日の放課後に一緒に食堂でランチでもどうですか?」
「ええ、それはいいですね。私は行かせていただきます。アーシャはどうします?」
「もしよろしければ私もご一緒させていただきます」
アリシアが闘覇の提案を満面の笑みで承諾し、アーシャもアリシアに続いて闘覇の提案を受け入れた
「というわけでセルフィも一緒にどうかな。
「………はぁ、分かったわよ。こっちは問題ないわ。今更だしね」
闘覇の一言を聞いてセルフィは何か言いたげな様子を見せつつも、渋々と了承した。
(とりあえずのやるべきことは終わったかな)
闘覇は第一目標であるアリシアとセルフィを合わせることを達成できたのを確認して、心の中で安堵をした。
(まずは、俺、アリシア、セルフィ、アーシャ、鏡也の5人でチームを組んであのダンジョンを完全攻略しないとな。あのダンジョンはオリエンテーション合宿の時にしか入れないだろうし。鏡也も昼食に誘ったとしてみんなでチームを組んで貰おうか)
これからの未来を考えながら闘覇はなすべき事を考え続けた。
これからは忙しくなりそうなので不定期更新とさせてください。
とりあえず完結まで書きたいと思っているのでよろしくお願いします。




