プロローグ
のんびり更新していきます
異世界に転生したとは言っても、自分の性格が変わるわけではない。
昔から努力もろくにしたことがない、そんな性格が環境が変わっただけで改善されるわけがない。
幼児の時点で確固とした自我を持っているというのは、本来ならば大きなアドバンテージになるのだろう。
幼い体で筋肉をつけようとするのは些か無謀だとは思うけど、魔術を会得する分には身体の成長具合などは大きな影響を与えないだろう。
魔術を会得するのは面白いと思う。前世ではそんなもの創作物の中だけの話だと思っていたからな。
だが、考えてみて欲しい。生後1年ほどの子供が言語を理解して、魔術を会得するために小難しい本を読み漁っているところなど異常としか言えないだろう。
更に言えば、幼少期特有の無邪気さなど欠片も見せず、泣くことは無いし笑うこともない。
そんな子供は不気味でしかないだろう。
まぁ、そこに関しては、子供らしい立ち振る舞いをしなかった自分が悪いと言えばそれまでの話なのだが。
創作物の世界では、天才と親から称賛を受けたりする事もあるのだろうが、現実はそこまで甘くない。
世界は変われど人間の本質に関しては変わらないようだ。
理解できない、存在を多くの人は受け入れることができない。
つまり何が言いたいのかというと……。
捨てられました
プロローグは短いですが、書き終わるたび更新していきますので不定期更新ということで、どうぞよろしくお願いします。
誤字脱字や間違った言葉使いになっているようでしたら、コメントなどで教えてくださると助かります。