表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/5

03 絡まれちゃいました。シメられる~

タイムリープしてから1ヶ月。風夏ちゃん京子ちゃんと仲良くして俺の学園生活は順調である。

特に風夏ちゃんはボディタッチも増えてきてて「こいつ俺の事が好きなんじゃね?」

と思わなくもないこともとも無くはない。

でも今は狭く深くより深くより、広く深くを心掛けたい。要するに沢山の女の子とイチャイチャしたいお年頃なのです。

てな訳で今日は隣クラスの1年B組(俺のクラスは1年A組)まで足を伸ばします。


「諸星さんですよね?いえいえ怪しいものではございません。通りすがりのA組の者ですが実は折り入ってご相談がありまして……」

「え……えと……初めましてですよね?」

俺の唐突な35歳なら確実に通報案件のファーストコンタクトに戸惑っているのは諸星 星凛(もろぼしきらり)ちゃん。きらりなんて名前は今時珍しくもないのだが、たまたま俺の学年にはキラキラネームはおらず、苗字と名前で星被りって事もありアホな男子から揶揄わている子だ。

まぁ実の所、きらりちゃんが可愛くてかまって欲しい思春期男子の暴走てのが真実である。

きらりちゃんは身長150cmないぐらい。おかっぱ黒髪に整った容姿、現代版日本人形かよ!てぐらいの美少女だ。


「ウソ!!酷い!昔はいつも一緒で大人になったらお嫁さんにしてね!て言ってくれたのに……」

「え?え?」

きらりちゃん混乱中。

「ウソウソ。ごめんね。俺の名前は佐伯隼人。君の名前は?(映画風)」

「えと……もろぼし…………きらり」

きらりちゃんは躊躇した後、掠れるような声で自分の名前を言った。

「きらりちゃんか~。いい名前だね!俺はありがちな名前だから羨ましいよ。」

そんな俺の軽口にきらりちゃんは目を釣りあげて睨んだ。

「ウソです。クラスの皆は笑ってます。漢字で書くと星が2つ繋がってるし……」

「うーん。俺は変だと思わないけどね。でも色んな人がいるし変と思う人はそういう人なんだよ。俺も小学生の頃「お前の顔何かムカつくわ」て言われた事あるしね!」

これはホントだ。話した事もない奴に急に言われて困惑した。正直相当ムカついた。1番ムカついたのはそいつがブ男だった事だ。いやね、別にイケメンなら許せるって事ではないが自分よりブ男に容姿否定されるとムカッとくる。

お前が言うなしwwwてさ。

まぁ得てして皆自己評価は高いものだ。特に子供の頃は自分の子供がブサイクだって言って育てる親は少数派だろ?学校行って友達に言われて「俺ってブスなんだ……」て初めて気付いて落ち込むよな(;A;)


「少なくても俺はきらりちゃんて名前好きだし名前でからかったりしないって約束するよ。だから友達にならない?」

「……はい……よろしくお願いします。」

きらりちゃんは俯きながらも頬を少し赤く染めて返事をしてくれた。


やったね!!


そしてよく話してみるときらりちゃんは最初のイメージと随分違った。

小学校時代は友達も多く、かなり活発な子だったらしい。ただ厳格な家庭らしく両親共に家族相手でも常に敬語らしい。その為きらりちゃん自身も敬語の癖が抜けないらしい。

なにそれ厳格な家庭のお嬢様で日本人形美少女とか属性盛りすぎじゃね?ありがとうございます。


そんなこんなできらりちゃんと仲良くなって数日後、今日もB組できらりちゃんと楽しくお話してたらその事件は起こった。

「おい!おまえ。なに人のクラスでイキがってんだよ!ムカつく顔しやがって!ちょっとツラ貸せや!」

Oh!俺イキがってたのか?それとも「大将!今日のネタは活きがいいね!」のイキって事じゃないよね?ピチピチ

それとやっぱ俺ってムカつく顔してるのか……こっちの方が地味にショックだわ……

「何シカトしてんだよ!こっちこいや!チビ!」


やれやれ(´-ω-)わかりましたよっと。

35歳妻子持ちの戦闘力お見せしましょうかね(キラーん)

因みに隼人くんは強くありません。

球技は得意ですが小柄で力もそれ程強くありません。35歳まで殴り合いの喧嘩もした事ありません。


お読みいただきありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ