表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/43

<ラドリアルラ>という処

閲覧ありがとうございます‼

今回はほぼ説明会です。


<ラドリアルラ>

璃々亜が転生したこの世界は所謂ファンタジーな世界だった。

全ての生きるものが魔力を持ち、人族や獣人族、エルフ族達が精霊や、召喚獣の力を借りて魔法を使っているらしい。

女神様は〈ラドリアルラ〉に生きる全ての精霊、召還獣を統べる存在だそうで、普段はリリアのような召還されていない召喚獣や精霊達と共に過ごしているらしい。


因みに、<癒しのドラゴン>であるリリアは召喚獣にあたるらしく、召喚されると契約を結び(勿論拒否もできるらしい)契約者と生活を共にするのだそうだ。

「リリアには素敵な出会いを準備している」と転生時に女神様から言われたリリアは、そう遠くない将来に召喚されることになるのだろうな…と漠然と理解していた。



自分に契約者が付くことに抵抗を感じず、ことの他すんなり受け入れたリリアは、召喚の時に備えて精霊達から沢山の事を教わることにした。


まず、自分は何者であるか。


<癒しのドラゴン>という召喚獣であることは最初に女神様から聞いていたが、詳しい事はさっぱりだった。

<癒しのドラゴン>はその名の通り<癒す>ことに長けており、[蘇生]する事以外ならどんなケガでも病気でも癒す事が出来るチートなドラゴンらしい。

しかも、<癒しのドラゴン>にはどんな攻撃も病気も効くことがないので無病息災のまま天寿を全う出来るそうだ。

その代わり、<癒しのドラゴン>は如何なる攻撃も出来ない(正確には攻撃をしたとしても攻撃力が「0」の為に相手を傷付けることが出来ない)らしく、何とも<癒しのドラゴン>らしい縛りがついていた。


このことを聞いたとき、リリアは正直ホッとした。

ドラゴンになんて転生してしまったのだから、契約を結んだら戦わなければいけないかと内心ドキドキしていたのだ。

なんといっても平和な国日本からの転生である。攻撃をして他を傷付けるなんて恐ろしいことは到底出来ないと思っていた。




また、ドラゴンは人化し、人語が話せるようになるらしい。

それを聞いたリリアは直ぐに人化の特訓を始めた。

ドラゴンとしてのリリアの姿は赤い瞳をもった猫位の大きさの真っ白い鳥である。(本当はドラゴンなのだが、鱗が無く、フワフワした羽毛に覆われているため鳥みたいに見えるのだ。)

転生前は至って平々凡々な容姿であったので、このドラゴン姿から人化したら果たしてどうなるのかとっても興味があったのだ。


精霊達に手伝って貰ったこともあって、リリアは1ヶ月程度で人化に成功した。

さっそく近くの湖で自分の姿をみたリリアは、あまりにも転生前とかけはなれた姿に思わず絶句した。

湖には赤い瞳にふわふわカールの真っ白い髪、雪のように白い肌で極め付けは背中から天使の如く羽を生やした4.5才の美少女が映っていたのだから。


「……かぁいい(可愛い)


呆然と呟いた後、今度はたどたどしい人語しか話せないことに気付き、精霊達と人語の特訓をしたのであった。



ふわふわカールの天使ってきっと最強ですよね(*´ω`*)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ