第7話 カッパー (追記しました)
前回は勢いで色々と書きすぎてしまい設定とか色々とゴチャゴチャしていたので少し整理していこうと誓いました。あと登場人物が少ないのでもうちょっと増やしていきたい。
(追記)
冒頭部分を少し弄りました。
あれから数時間ののち、それなりな形で他の忍術ー火遁、水遁、土遁も出せるようにはなった。
なったにはなったのだがショボい感じではあった…それでも魔力と精霊力の混じり具合がよく分かる。
クララが言うには威力はまだまだ低いそうなので、これから次第…
両手をグーパグーパーしながら感触を味わう。
1つ分かったのは、同時に2種類の魔力を併用しながらは出来ないという事。風遁でスピードアップしながら火遁を出すことは出来ない。この併用もこれから次第という事だ。
あとはあれだな、技名とか欲しいよな!
俺が想像するものは、あくまでも忍者ではなくNINJAなのだ。ちょっと派手ぐらいなのが良いなとニヤニヤとにやけててしまう。
なぜNINJAなのかと言うとRPGでの職業、忍者・アサシンが俺は大好きなのだ。
双剣、身のこなしが速く次々に繰り出される斬撃、遁術による魔法のような攻撃、ミステリアス・暗躍といった影のある感じ、そして攻撃力はピカイチだけど紙のような装甲という色んなRPGでよくある設定…その全てを引っくるめて大好きなのだ。
それとこれはあくまでも個人的な見解だが忍者と音楽って親和性が凄く高いと思う。
特に大好きなドラムンベース、ダブステップ、トラップ等のベースミュージックとはかなり合うと思う。あっあと、ハードコア・パンクとか。メタルは…ちょっと違うかな?
などと忍者を思い浮かべた後、自分の今している服装をみる。
動きやすい服が欲しいなぁ…ジーンズは凄く動きにくい…。城下町にでも行って洋服を仕立てるなり買いたいのだが…と思ったところで気づく。
そうだ、俺にはお金がなかったのだ…
「クララ先生。お金ってどうやったら稼げるのですか?」
何言ってんだ?こいつ。みたいな目で見られた…。やだ…ちょっとゾクゾクしちゃう…
「ふむ。良い練習にもなるじゃろう。」
と前置きを置きクララは再度、口を開く。
「城下町へ行くとな。組合があるのじゃ。ギルドと言うんじゃがの。そこでモンスター討伐の依頼があるから、依頼を完遂すれば貰える。特訓にもなるし、お金…ゴールドも貰えるしで良い経験になるじゃろ。明日にでも行ってくると良い。」
おお!ギルドか!ギルドみたいな団体があるのか!
「クララ様、でしたら明日私も一緒に行ってもいいであります?買い出しが必要であります。」
「ふむ。良かろう。それに、アンナもいた方がモンスター討伐も楽になるじゃろう。」
え?アンナも討伐の依頼できるの?と思ったが、それよりも早く自分の力を試したくてワクワクしていたせいか、その疑問が右から左へと流れていくのであった。
ー次の日の朝、手配してくれた馬車に揺られながら城下町へと赴く。ガタゴトと心地よい揺れの中、アンナに何を買うのか聞いてみた。
「特にこれと言うものはありませんが、主に食材であります。前は2人分だけで良かったのですが今は3人に増えたのでちょっと買い足しておきたいであります。」
と悪戯顔をしながら俺を見てクスクスと笑う。
うっ…なんだかタダ飯食らいな気持ちになりチクチクと痛む…にっ荷物持ちぐらいはしっかりするかと心に誓い今日のルートを決める事にした。
アンナが言うにはギルドに登録しても、すぐに依頼があるわけではない。という事だったが、依頼がある可能性もあるので、まずはギルドに向かう事が決まった。
「タケノリ様はゴールドが必要との事ですが何か欲しいのがあるのであります?」
「まずは服だな。今の服は動きにくいから動きやすいのが欲しい。それと武器と防具も後々の事を考えて欲しいな。」
「では、ギルドの後に食材を買いながら露店やお店に行きましょう。」
城門を抜けるとワッと賑やかな雰囲気になる。なんだか久々だなー。先生のとこは家の裏は森だったが草原が広がり静かで集中できる環境ではあったが賑やかなのも賑やかで良いもんだ。
白いレンガで出来た大きい建物の目の前で止まった。
これがギルドか。看板には日本語ではないがアマデウス・ギルドと書かれているのが読み取れた。ここの世界の言葉を話せるし、文字も読めるけど書くことはできるのだろうか?と疑問に思ったが、その疑問はすぐに解決される事になる。
アンナが馬車の人にお金を払い、ギルド会館へと入る。奥に受付があり、ギルドの説明をしてもらい登録としてサインを求めて来た。
少し悩んだのち日本語で書いてみる事にしたが書いた文字がミミズのようにスルスルと、この世界の言葉になっていった。不思議な事に受付のお姉えさんや隣で見ていたアンナには最初から俺がこの世界の言葉を書いているように見えているみたいだった。
「タケノリ様って意外と綺麗な字を書くのですね。」
とクスクスと笑う。俺の見た目とか雰囲気から汚い字を書くと思われてたんだろうな…うるさいわい!と心の中で思う。
受付のポニーテールお姉さんに早速、依頼はあるかどうか聞いてみる。
「タケノリ様はまだ最初ですのでカッパーとなります。先ほども説明しましたがカッパーからブロンズ、シルバー、ゴールドと上がっていき依頼のレベルも上がっていきます。もちろん、ゴールド以上もありますが、まずはカッパーからになりますね。カッパーの依頼はちょうど先ほど1件来てまして。早速、受けますか?」
はい。と伝え依頼内容を聞くとモンスターにより畑が荒らされているから討伐して欲しいとの事だった。ただ、モンスターがどのようなモンスターなのかは分からないので十分に注意してください。と言われた。
「それと、依頼の達成報酬以外にもモンスターを倒すと核を入手できるので回収してきてください。換金できるので、依頼報酬に上乗せされるので美味しいですよ。」
と教えてもらう。
ふむふむ。では、早速行ってみようかとアンナに言い、受付のお姉さんに貰った依頼主の住む家までの地図を見ながら足を運ぶ。
郊外に住居と畑はあり、持ち主はキュイ夫妻と言う。城下町へと出荷し生計を立てているが、ここ数日畑が荒らされて仕事にならないの事だった。
荒らされる時間は朝だったり昼だったり夜だったりと不規則。ご主人ができる限り見張りをしているが他の作業をしなくちゃならないこともあり少し目を離した隙に荒らされるという事。
「時間も相手の数も分からないんじゃ、ちょっと厄介だなぁ…」
とアンナと話し合っていると
「大丈夫であります。探知・警報の魔法を使えばなんとかなるでありますよ。」
おお!そういえば先生、アンナがいれば〜なんて言っていたな…
アンナは討伐経験あるの?と聞いてみる。
「はい。多少はあるであります。ただし私はサポートが主なので戦闘はタケノリ様任せでありますよ。」
なるほど、バフ・デバフがメインなのか。
「分かった。カッパーレベルの依頼だし、そんなに激しい戦闘にはならないだろう。畑を荒らすぐらいだし数もそんなに多くはないだろうし。」
はいであります。と言うとアンナが探知魔法を張る。アンナから薄青色のドームが広がったかと思うと消える。
畑に入ろうとするとアンナに知らされるらしい。
初の仕事は簡単に終わりそうだなと高を括る。
が、それはあっけなくも破られるのであった。
目の前の敵に出会うまではー