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詩集・夜空  作者: 夜不可視
7/7

 まだ何も描かれていない真っ白なキャンバスを前に、僕は何を描こうか戸惑う。

 自分だけ何も決まらずに焦ってとりあえず誰かの真似をした。

 迷走の末に出来上がったその絵を下手だと嗤われては落ち込み、稀に上手と褒められても裏を探ってしまう。

 パースの狂ったデッサン、光の感じられない色彩、なんの面白味もない構成。

 そこに描かれたのは、紛れもない劣等感。

 未来は消失点の先に消えて。

 ただただ焦るばかり。


 上手でも下手でもなく、ただ「あなたの絵が好き」と言ってくれる人がいれば、どんなに救われることか。

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