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第12話 大きな目標

暗い闇が会場を包み込み、静寂の中で期待に胸を膨らませる。1万人の観客たちが一斉に息を呑んだ。


突如、ステージに設置された巨大スクリーンにカウントダウンが表示され、10、9、8…と数えるうちに、観客の興奮はピークに達する。


そして、ゼロの瞬間、光が爆発し、華やかな音楽とともにステージに立つのは、虹ライブ所属4年目のVtuber「サクラ」。彼女の姿が現れた瞬間、会場は歓声で揺れ動いた。


「みんな~、集まってくれてありがとう!そして300万人達成記念ライブへようこそ!」


サクラは感謝の言葉を終えると代表曲を披露。観客たちは光るペンライトを振りながら彼女を応援する。サクラの声は力強く、同時に優しさを持ち合わせていて、画面越しに見ているオンライン視聴者たちにもその感動が伝わった。同時接続者数は瞬く間に10万人を超え、彼女の人気の高さを物語る。


曲が終わると、スクリーンには彼女の4年間の活動を振り返る映像が流れた。デビュー当初の初々しい姿、初めてのライブ、そして様々な挑戦を続ける姿が次々と映し出され、観客たちは感動に包まれる。サクラ自身もその映像を見ながら泣きそうな声で、「皆さんのおかげでここまで来られました。本当にありがとうございます」と感謝の言葉を口にする。


次に披露されたのは、ファンからのリクエストが多かった曲だった。この曲は彼女のデビュー1周年記念に発表されたもので、ファンにとっても特別な思い出が詰まっている。観客たちは一体となってペンライトを振り、その光景はまるで一つの大きな家族のようだった。


ライブは続き、オリジナル曲やカバー曲が次々と披露される。特に盛り上がったのは、彼女が最近リリースした新曲。この曲の間、会場はまるで宇宙にいるかのような幻想的な演出が施され、観客たちはその美しさに酔いしれた。


トークコーナーでは、サクラがこれまでの活動を振り返り、思い出深いエピソードを語る。彼女の人柄が滲み出るその語り口に、観客たちは笑い、時には涙を流した。そして、事務所の先輩や後輩から寄せられたメッセージを紹介し、その温かい声援に感謝し、涙を流す。


ライブも終盤に差し掛かり、最後の曲が始まる。この曲は、彼女がデビュー2周年の際にファンへの感謝の気持ちを込めて作ったもので、ファンにとっても彼女自身にとっても特別な曲。歌い終えた後、サクラは深々とお辞儀をし、涙を流しながら震える声で感謝の気持ちを述べた。ついに同時接続者数は20万人を超えた。


「今日ここに集まってくれた皆さん、そしてオンラインで見てくれている皆さん、本当にありがとうございます。皆さんの応援があって、私はここまで来ることができました。次は、400万人記念ライブでお会いしましょう!」


その言葉に会場は再び歓声と拍手の渦に包まれる。観客たちはペンライトを振り、彼女の名前を叫び続けた。サクラはその光景を見つめ、心の中で次の目標に向けて決意を新たにする。


会場を後にする観客たちは、サクラのグッズに身を包みながら、今夜の感動を語り合う。その姿は、彼女がどれだけ多くの人々に愛されているかを物語っていた。そして、オンライン視聴者たちも同様に、チャットやSNSを通じて感動を共有し、次のライブへの期待を膨らませている。


サクラの300万人突破記念ライブは、大成功のうちに幕を閉じた。しかし、これは彼女の物語の一章に過ぎない。次なる目標、400万人達成に向けて、彼女はまた新たな一歩を踏み出すのだった。





Vtuberの頂点とも呼べる存在「サクラ」の300万人記念ライブでした。

次はこのライブを見ていた陽斗と亮太の話です。

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