『安物速記シャープと安物速記シャープの芯』
ある安物速記シャープと、別の安物速記シャープとが、争っていました。安物速記シャープの芯は、日ごろから、この安物速記シャープたちに食い物にされていたので、どちらが負けても小気味いいと思って、争う様子を見ていました。争いは、どちらが優勢ということもなく続き、疲れてきた安物速記シャープたちは、安物速記シャープの芯がそこにいるのを見つけると、争っている同士どころか示し合わせた仲間であったかのように、安物速記シャープの芯に飛びかかり、食い物にしました。
教訓:人の世の縮図のような出来事。