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ジャグラバンの騎士領主  作者: テるてルone
騎士領主としての日常と新たな出会い編
5/168

第5の話・城下外にて赤いドレス女性との出会い

城下町から城下外へゴブリンの現れる綿の畑へ向かった

目的地を綿の畑の主から聞き出し向かう途中に出会いが

俺は馬に乗り綿の畑の近辺に最近現れるゴブリンの討伐をする為にただひたすら馬を走らせた。

綿の畑に着き辺りを見渡したが、

「特にそれらしい影は見つからないな」

俺は馬上にて地図を開き違う綿の畑に向かう事にしたこのジャグラバンには大きな綿の畑が7か所あるその中ですぐに見つけるのは不可能だ。


この綿の畑の主に聞き込みした、

「最近ゴブリンの出る綿の畑を知らないか?」

農家の主は答えた、

「ジュリオール様、その畑は確か南の方の第3区画の農業地だったはずです」

「そうか、ありがとう」

第3区画はこのジャグラバンでも人の手がまだ完全に良き届いていないかなり辺境の未開拓の土地が多い地域だ。


綿の畑の主に、もう一度ありがとうと言い残して第3区画へと馬を走らせた、後ろを振り返ると畑の主が手を振っていた、馬を急がせた所で第3区画はこの第17区画からだと馬では1時間は掛かる、それでも領民の悩みは騎士として領主として聞かない訳にもいかないからだ、

「さあ、オーレイス第3区画に行くぞ!」

俺は愛馬のオーレイスに第3区画に行く事を告げるとオーレイスは第3区画に走り出した。


~馬を走らせ40分~


第6区画にたどり着いた辺りで考えた後は第6区画の商業地を抜ければもう直ぐだ、第6区画でも俺の名前を呼ぶ声が聞こえる中、あるお嬢さんが第6区画の街に入ってからずっとついて来ていたので聞いてみた。

「所でお嬢さんは何故付いて来るのです?」

「はい、ジュリオール様。私は騎士に憧れているのです!」

「なるほど、お嬢さんは騎士に憧れているのか」

お嬢さんは気品ある赤いドレスを着ている、赤い髪に緑の瞳が輝いていた騎士に憧れているお嬢さんに言った。

「いやぁしかし気の強いお嬢さんだな」

「ジュリオール様!私はお嬢さんでは無くちゃんとした立派な名前があります!」

「おう、これは失礼気の強いお嬢さんでは、お名前は何と言うのですか?」

お嬢さんは一礼をして言った。

「はい、ジュリオール様、私はルシーラと言います」

「そうか、これは失礼したルシーラ嬢」

分かればいいのですと言わんばかりの顔をルシーラはしていた、オーレイスに早く移動しようと俺は合図を出した。


するとルシーラはしつこく付きまとって聞いてくる、

「待ってください!ジュリオール様、何処に行かれるのです?」

「騎士として領民の悩みを解決しに行くんだ」

するとルシーラは更に深く聞いてきた。

「何処の区画に行かれるのですか?」

「教えたとして、どうするんだ?」

そう聞き返した、当然考えていた最悪の答えが返ってきた。

「はい、ジュリオール様に付いていき騎士になる為に必要な事を教えてください」

「なんで、お嬢さんいやルシーラはそんなに騎士になりたいんだ?」

「私は強くなりたいのです自分でこの街をいや、この国を守りたいんです」

ルシーラはどうやら本気で騎士になりたい何かを守る力が欲しい、その感情が溢れ出ていた。

「良しわかった、ならルシーラ、剣は使えるな!」

するとルシーラは、はい!と答えた後に指笛を鳴らした、駆けつけて来たのはおそらくルシーラの愛馬だろう、俺は馬にまたがる彼女を見て感じた、彼女のような強い心を持つ者がこの国を強くするんだと。


ルシーラを見ていると昔の俺と比べてしまった、やっぱり彼女は俺に似ていると思いながら、俺はルシーラと共に第3区画へと馬を走らせ第6区画を抜け出した。

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